ミックスボイスなるもの、
歌声の練習をするようになって
初めて聞いた言葉。
それなりに歌をされている方でないと、
何のことやら？
だと思うんです。
大雑把には
地声と裏声のミックス
のようなんですけど…
ところで、
３ヶ月前に
という記事を挙げました。
その後、スピッツには
「ロビンソン」という名曲があることを知り、
もっぱら、そちらを指標に
高音練習をしてきまして、
ようやく分かってきました！
歌としては、全くの素人ですけど、
地声の音域を上げることができ、
ほぼほぼ、「ロビンソン」の高さ、
出てるのでは？くらいの感じに（笑）
ここで、
ミックスボイスの話に戻りますね。
ネットで見ていますと、
ミックスボイスなんて無いんだ
という人もいまして、
いくつかの動画を見ましても、
分かったような分からないようなですし、
自分が求めている声ではなかったりしまして、
基本、気にしていなかったんです。
それが、
ゴスペルの教室に
ごくごくまれに来る年配の男性、
この方が発声のヒントを下さるんですけど、
ミックスボイスが出せるといいんだよね
とおっしゃるではありませんか！？
で、こういう声なんだよと、
小さな声でこっそりという感じでしたけど、
見本をやってくれたんです。
それで、
あぁ、その感じかぁと
分かりまして、
そこからは、早いです。
それなりに
以前からやっていた発声法だったのですが、
これは歌声としては
インチキというか亜流っぽいと
勝手に感じていたので封印していたものだったんですね。
ですから、
封印を解いて、
しっかりやるだけです。
で、さらに
地声と裏声のつなぎ目を
消すといいますか、
出来るだけスムーズにすること。
ここは、歌の中では
まだまだ難しいところはあるものの、
以前の自分に比べますと、
格段の進歩です！
まぁ、あくまで
過去の自分との比較ですから、
はたからどうかは、置いておきまして、
この進歩に、
ひとり大興奮状態なんです（笑）
しかも、この発声法が
分かったおかげで
能の謡も、
格段の進歩！！
と、こちらも自分ひとり大興奮（笑）
実は、このところ
ほぼ諦めかけていた
高音練習だったのですが、
ヒントを下さったおじさまのおかげで、
大きな壁を乗り越えられました。
ありがたいことです。
と、ミックスボイスですけど、
もし、私のこれがミックスボイスだとしますと、
なぜミックスという言い方になるのか
やはり分からないんですよね。
ミックスはしていません。
ただ、響きを維持しているだけなんです。
となりますと、
そもそも地声という言い方も
怪しくてですね、
響声（私の勝手な造語ですけど）の場合、
いわゆる地声ではないんですよね。
さらに、裏声も、
響声での裏声は、
よくある弱々しい息が漏れるような裏声
ではないんですよね。
私は自分のレッスンでも
そうなんですけど、
何かに対して命名することが
少ないんですね。
ミックスボイスという言い方、
結局はいい声が出ればいいわけで、
この言い方が役に立つならそれでいいですし、
変にありがたく、あるいは
憧れのようになってしまうなら、
どうかな？
と思うんです。
この手の言葉、
自分には無かった視点を
もたらしてくれるものではあるものの
それ以上のものではない。
私はそう思っています。
