オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

ゾーン、フローを特別視しないために

「ゾーンに入る」「フロー状態になる」

 

これを特別視するのではなく、

 

なって当たり前のための準備をしておく。

 

それが必要だと思っています。

 

 

 

これらの状態で最も重要な要素である

“集中”

ですが、

 

 

集中というのは、しようとしている間は、

集中できていないんですよね。

 

結果として集中しているだけということです。

 

と、そんな言い方をしてしまいますと、

身も蓋もないですよね?

 

 

ところで、

私のことになってしまいますが、

10年ほど前でしょうか?

舞台に対して厳しい目を持つ人に、

こんなことを言われたんです。

 

「他の人と一緒にやると浮いてしまうでしょうね。」

 

「そんな集中力ある人いませんよ」

 

 

これを聞いて

私は、キョトンとしてしまったんですよね。

 

普通、舞台に立つ人なら

誰でも集中するでしょ?

って。

 

 

ですから、その時はこの発言の真意が分からなかったのですが、

その後、色々と指導法を模索していく中で、

分かったんです。

 

集中の違いが。

 

 

集中が波風立たない静かな状態だとしますと、

 

 

一般的な集中は、

例えていうなら、

海の表面だけが凍って波は立たないのだけど、

氷の下は相変わらず、普通に海。

という感じでしょうか?

 

 

もう一方の

「ゾーンに入る」「フロー状態になる」

での集中は、

 

海の深いところが、ゆったりとほとんど動かないように、

波もなくとても静かで、

表面も凍るというような固まり方をしない。

そんな感じかと思います。

 

 

この集中ですと、

気持ちいいはずなんです。

 

 

このところ役者さんがレッスンを受けてくれることがあるのですが、

この気持ち良いという感覚を知っていたりするんですね。

 

もちろん、ここでいう役者さんの体験する気持ち良さとは、

表現すべき内面状態・感情が、

自分と一体化している時の感覚です。

 

 

ただ、それは偶然でしかないんですね。

 

 

で、私のレッスンを受けると、

あっさりとその状態になるものですから、

びっくりされるんですね。

 

 

けれど、

もともと、その人に備わっている力

なんですよね。

 

 

私はそれを引き出す方法のひとつを、

紹介しているに過ぎないんです。

 

 

いずれにしましても、

「ゾーンに入る」「フロー状態になる」を特別視し、

偶然任せにするのではなく、

普段の稽古・練習の時から、

それに近い状態で行なうことが重要になります。

 

基本はリラックスです。

 

ですが、

緊張感のあるリラックスです。

 

この緊張感のあるリラックスを

分かりやすく体現・体感するのにオススメなのが

いつも言っていますけれど、

遠吠え。

 

www.youtube.com

 

(※ 俳優さんには、また別の方法をお伝えしています)

 

DVDのその他の内容や本も参考になると思います。

 

 

 

 

「生きる」とは、命を長らえさせることではない。

けれど、命がなければ「生きる」は叶わない。

命には食べ物が必要なように、

「生きる」には芸術が必要。

 

アートマイムとは?

 『マイミクロスコープ』

2020.4.28(火)20時~ (約50分)

@シアターカイ 1000円

 

  

「クラゲ立ち」も詳しく解説
DVD『張力の作り方 身体エネルギーの再発見』(BABジャパン)

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身体の使い方、意識の使い方、この一冊に
『筋力を超えた「張力」で動く!』

 

 

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