オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

生徒さんの発言に¡ハッ!!とした 〜連動させない繋がり〜

連動した動作・・・

 

これまで、ずっと全身を連動させることを重視してきました。

そのこと自体に変わりはないのですけど、

先日のレッスンでの、ある生徒さんの発言によって、

ちょっと自分の言葉の使い方を、考えさせられたんです。

 

それは

「連動しない感じですか?」

という発言。

 

 

この時、クラスで取り上げていた動作が

刀での袈裟斬りのようなものだったんですね。

 

みんな手こずっていまして、

特に大きな問題が、

どうしても、体の前面を使ってしまうことだったんです。

 

 

その動き方は、躍動感のある、ダイナミックな動きとしてはいいのですが、

この時のレッスンでは、それとは異なる動き方を

学んで欲しかったものですから、

それでは困るわけです。

 

 

見た目は、言われなければ、ほぼ同じです。

誰もが、振り付け的な意味でしたら、全く問題無いレベルで出来ていました。

 

 

けれど、

「動きの質」を学ぶ場

です。

 

 

こういった、

一見同じに見える動作が、

実は全く違う原理で動いている

ということを

身体で理解する必要があるんですよね。

 

 

でなければ、

ただ振り付け的な動作の種類を増やすことしか

レッスンの意味がなくなり、

その人の動きの質は何年経っても、変わりませんものね。

 

 

 

さて、お話を戻しましょう。。。

 

 

この時の袈裟斬りのような動き、

私としては全身の連動だと思っていたんですね。

 

 

ところが、

良い感じで動けている、ある生徒さんの

「連動しない感じですか?」という発言に、

 

¡ハッ!!

 

 

としたわけです。

 

 

確かに、そう言われると、そうなんです。

 

ある意味、バラバラなんです。

 

 

その生徒さんが

「ダルマ落としみたいな感じですか?」

とも言っていまして、

 

「そう!」

と答えたように、

 

 

 

一見一つにまとまってはいるけれど、

 

実はバラバラで、

 

それらが、一瞬宙に浮いて、また一つにまとまる。

 

 

そんな感じなんです。

 

 

 

私の中では、これも全身の連動なのですが、

ダイナミックな動きの時の連動とは、明らかに異なるんですね。

 

 

全身の連動をさせない繋がり方で、力を伝達させる・・・

それは、躍動感の出る連動で、力を伝達させるのとは全く異質な動作。

 

 

良し悪しではなく、違う動作ということなんですけど、

連動をさせないような繋がり方が分かりますと、

筋肉に負担をかけないということの理解が進み、

躍動感のある、ダイナミックな動きの質も変わってくるんです。

 

 

もう少し、言い方を変えますと、

 

骨の落下を活かした動きが分かると、

 

筋肉的な動きでも、骨が使えるようになる。

 

といった感じですね。

 

 

 

これまで「連動」のひと言で済ませていたものが、

「連動させない繋がり」

という言葉を得ることで、

レッスンに変化が出るのはもちろん、

私自身にも新たな気づきが起きるかもしれません。

 

楽しみです。

 

それにしても、

こういった生徒さんの発言は、助かります。

ありがたい!

 

 

  

「クラゲ立ち」も詳しく解説
DVD『張力の作り方 身体エネルギーの再発見』

 

 BABジャパン(送料無料 在庫あり)

amazon (amazonでは5/26現在 残り1点)

 

 

身体の使い方、意識の使い方、この一冊に
『筋力を超えた「張力」で動く!』

 

 

【ワークショップ情報】
     
こちらから
 
↓     ↓
 
 
【レッスン情報】
 
 
Body,Mind&Spirit 
 
本当の自分の身体は天才だ!
 
 
 
 
マイムから心と身体の平和を
 
 
ホームページ 
 
 
Twitter  
ORGANIC_JIDAI
 
Jidai Mime