力むのは良くないとして、
脱力を重視する人は多いと思うのですが、
例えば、ジャンプ。
ジャンプのワークを何度か行なっていますけれど、
これは、脱力では成し得ない質の動きなんですね。
どんなジャンプかと言いますと、
このワークを受けた人は、これまで残らず誰もが
自分のジャンプを
「マサイ族の人みたい！」
と目を輝かせるんです。
ですから、
勝手に何度でもジャンプしてしまうんです（笑）
「脱力では決してなし得ない」と言いましたのは、
ジャンプ自体がそもそも力を使うから、
という意味ではなく、
カラダの使い方の良し悪しは、
そんなに単純なものではないということなんです。
マサイのジャンプ、そのものを、より力みを無くそう
というのはあり得ますけれど、
多くの人（以前の私自身も）にとって
今の自分のジャンプの仕方で、
どれだけ脱力しても、
決してマサイにはなりませんでしょ？
ワークで誰もがマサイのジャンプになるのは、
脱力でも、もちろん筋トレの成果でもありません。
ただただ、やり方の問題なんです。
私自身、このやり方を発見した時、
ビックリして大興奮だったんです（笑）
脱力には大きくは２つの意味があると思います。
ひとつは、必要な部位の筋肉が働くようになることを促すため。
もうひとつは、重力を落下方向に活かすため。
けれど、
これでは解決しない問題があることに
目を向けてみるのも大事ではないでしょうか？
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