オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

アルペン競技 トップ選手の動きって?

初めての分野、アルペン競技の方に個人レッスン。

 

 (※ご本人に内容確認していただいての掲載です。)

 

「競技歴、長いんですか?」

 

!! 小学生の頃からされていました

 

(ちなみに私は、スキーは全くの素人です。)

 

このところ行き止まり感を覚え、

様々なトレーニング、身体操法ワークを受ける中、

私の本に出会ったとのこと。

 

せっかくですから、出来るだけ実践的な動きが出来るように

屋外の広い場所でのレッスンに。

 

そこは、ちょうど良い坂道もありますしね。

 

 

さて、レッスン。

 

最初に、この方が滑っている動画を、少しだけ見せていただきました。

(私に分かるのかな??と思いつつ。)

 

重心が後ろに残っているように感じました。

体のまとまり感も足りないようでした。

 

と、感じたことをお伝えしますと、

 

「あ、分かりますか?!」

 

ご本人も自覚があるとのことでした。

 

(お互いの認識が一致しているので、良い提案が出来そう!)

 

 

何をしたら、ここを解消し、スキーに直結した良い感覚が得られそうか?

 

 

私なりにスキーのターンをイメージしたワークを

2つ、していただきました。

 

2つと言いますのは、

重心の移動の仕方が、大きく異なる方法でして、

ひとつは、転んでいくような感じで、

もうひとつは、跳んでいくような感じ。

 

跳ぶタイプの方が、しっくり来るようでしたので、

そちらをベースに進めていくことに。

 

(その後、細かなターンではなく、大きなターンをする大回転のような時は

転んでいくタイプとの合わせ技でいった方が、良さそうということに。)

 

 

 

私は、どんな状態が良いのか、よく分かりませんので、

何を意識して滑られているのか?

トップ選手は、どう言っているのか?

トップ選手の動きはどう見えるのか?

 

「踵で踏むって言うんです。」

 

「けれど、ターンの時はつま先寄りにした方がいいのかな?と思ったり。」

 

「でも、速いスピードになると、調整出来ない。。。」

 

といったことを伺いながら、

さらに、有効そうなワークを提案していきます。

 

私の中にすでにあったワークもありますし、

その場で初めて思いついたものもあります。

 

 

 

そうしていく中で、

自然と、トップ選手の動きになってきました。

 

真似するわけではなく、

良いエネルギーの生み出し方・通し方が、

そうさせるんですね。

 

 

「あぁ! だからこうなるんですね!」

 

「これなら、重心が後ろに残らないですよね!」

 

 

 

レッスン後半は、坂道で。

 

その方の言う滑り方を聞きながら、

きっと、こんな感じだといいのでは?

と思う方法をお伝えすると、

 

「そうなんです!落下って言うんですよ!」

 

合ってそうです。

で、試してみていただきますと

 

「これが、落下なんですね!」

 

最初の2つの重心移動の方法の転ぶタイプが

落下です。

(厳密には、ちょっと変形させますが。)

 

 

また、スキーは、板の“たわみ”を活かすことも重要とのことで、

私にとっても未知の領域でしたけれど、

それもカバー出来たようでした。

 

 

「他でワークを受けても、

スキーの専門的な動きに直結しない。」

 

「どうしたものかと思っていたので、

思い切って受講して良かったです!」

 

「今週末のレースに、少しでも活かせれば!」

 

 

今回のワークをレースで実践してみてのフィードバックをいただいて

次のワークに展開させていければと思います。

 

いろいろと楽しみです。

 

 

※後日、

 

「さすがにすぐに結果出ませんでしたけど・・・」

 

「おかげで上手い人の動きが自分の身体の感覚として

イメージできてきました。」

 

「実際滑ってみても腑におちた気がします。」

 

 

やはり、楽しみですね。

 

 

 

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