水に浮かべない人に、
泳ぎ方のあれこれを話しても、
実際のところは、伝わらないでしょうし、
聞いている方も、分からないはずですよね。
けれど、もし
自分が水に浮かべない人なんだという自覚が無く、
つまり、
浮かべないのに、浮かべる人なんだと思っていたら、
どうでしょう?
泳ぎ方のあれこれの話、
分かった気になるかもしれない・・・
というよりも、
やはり本当のところは分からないでしょうから、
もっと分かりやすく説明して欲しい
と思うかもしれません。
一方で、
泳ぎ方のあれこれを話す側も、
相手が、水に浮かべるのかどうか?は
分かった上で話をしませんと、
内容の良し悪しとは関係なく
伝わらなくなりますよね。
現実的には、水に浮かべるかどうかは、
はっきり自覚できるでしょうけれど、
例えば、自然と全身が連動する人と、そうでない人
となりますと、
分からなくなりませんか?
さて、
水に浮かべない人に、
泳ぎのための陸上トレーニングをしたとしまして、
その人は、そのトレーニングを活かせるのでしょうか?
また、そもそも水に浮かぶこと自体は
教えられるのでしょうか?
ヒントや感覚を掴んでもらうためのあれこれは
提案出来るでしょうけれど、
やはり、本人が浮くしかない。
ある時、ひょっと、浮けた!となるのを待つしかない。
そう思うんですよね。
いずれにしましても、
教わる際、話を聞く・読む際には、
自分がそもそも水に浮かべるのかを、
疑った方がいいと思いますし、
教える側では、
相手がどうなのか?を把握するよう努める必要があると思うのです。
私自身の課題としても。
次回アートマイム公演
『マイミクロスコープ 〜夜のアートマイム劇場〜』
9月1日(水)19:30~20:30 @シアターカイ
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2022年初夏 「シアターカイ国際舞台芸術祭」の舞台に立つことを目指します!