身体の内側の張力を働かせるために、「喉の開き」は重要。
最重要、最優先とすら考えているものですから、昔からずっと言い続けてきたんですね。
もちろん、これまでの本でもずっと伝えてきていますし、特に最新の『動きの土台を作る』では、小さいながらも一つの項目として立てたくらいです。
ところが、先日のレッスンで、生徒さんから面白い発言があったんです。
「喉を開いておくのに、足を働かせていないと、難しい。」と。
これ、全く分かりませんよね?
けれど、非常に重要なことを教えてくれているんです。
どう重要か?の前に、少しだけこの日のレッスンのお話を。
この日は、このクラス(アートマイムの「総合基礎クラス」)では必要ないかな?と思ったものの、一応体験しておいてもらおうと、やってもらったエクササイズがありまして、それは足裏の動きに関するものだったんです。
マニアックなものです(笑)
この足裏の使い方をしますと、ものすごい力で踏むことが出来まして、特に捻った姿勢では強烈に。
これをひと通りやってもらった後で、喉の開きを、新しいやり方でやってもらったんです。
新しいやり方と言いましても、これまでのやり方に、身体を動かす際の注意点を加えただけではあります。
そうしましたら、先ほどの発言があったんです。
別の人も、同意していたので、まぁ間違いなく、喉を開いておくのに、足を働かせておく必要があるのだと思います。
私は?と言いますと、そんな意識は全くありません。
もし、その必要性を感じていましたら、喉と足をセットで教えているはずです。
これは、どういうことか?
おそらくと言いますか、間違いなく、私は足が働いている。それも無意識に。
私の場合、喉を開くことで自然に勝手に足が働いているのか?それとも、足は足でこれまで色々やってきているために、喉とは関係なく働いているのか?それは正直分かりません。
ただ少なくとも、喉を開いておくことは非常に意識的。
だからこそ、喉の開きはずっと言い続けてきているわけですし、喉の開きさえ出来ていれば何とかなるとも思ってきているんですよね。
ですから、 私の場合は、喉の開きが勝手に足の働きを導き出していたのかもしれません。
それが大前提となっているために、足だけ取り上げるエクササイズでも、喉の開きに必要な足の働きが土台となって、その上でのプラスアルファのエクササイズになっているんでしょうね。
で、これまで上手くいっていなかった人は、喉を開き続けるということがどういうことか?まだ捉えきれていなかったのでしょう。
つまり、本来、喉を開き続けるためには、足の働きが必要で、けれど、それは身体が持っている自然な機能。
ところが、多くの人は、このような関連性を持った機能を止めてしまっている。
重要なお話。
本当であれば、足が働いていなければ、喉を開き続けることは出来ない。
それにも関わらず、足が働いていない状態でいるということは、喉を開けていられていないことに気がついていないか?あるいは、おかしな力で無理やり開けようとしているか?です。
おかしな力で無理やりになっている場合、全身の動きの状態は悪くなるはずですから、その力の使い方はおかしいと気づく必要があるんです。
こういったことは、今回の喉の開きにとどまらず、あらゆることに言えます。
どこかを動かす際、例えば、身体を捻るでもいいんですけど、多くの人は身体の特定の場所だけ使って動かして、それでおしまいなんですね。
けれど、もう少し大きく捻ろうとして、その際、捻ろうとしている場所以外のところが協力して働いてきてくれるといいんです。
例えば、背骨の伸びとか。
そいうことをせずに、身体のほとんどを休ませたまま、動きのスイッチを切ったままで動いていますと、「これ以上は痛くて無理です!」みたいなことが、簡単に起こってしまうのです。
もちろん、 そういうことが自然に起きるようにということを目指して、レッスンはしているのです。
それでも、喉と足の関係は気づけませんでした。
勉強になりました。
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