オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

単なる「コツ」で終わらせない

何かを学び始めたら、 早く上達したいですよね。 けれど、 その場しのぎ的な、いわゆる 「コツ」 だけで、そこをクリアしてしまいますと、 地の力がつきませんから、 応用発展が難しくなると思うのです。 ところで、先日SNSでも挙げたのですが それまで自分…

言葉にリアリティーを置くことは、危険。

言葉にリアリティーを置くことは、危険。 先日のレッスン時、 ある動作を、ある特定の意識の仕方(身体の使い方)でやってもらうと、 ある人が 「二重の円が上手く回転していると、良い感じになる。」 と。 ここに嘘はありません。 けれど、もし仮にこの言葉…

日本人はどうして英語の歌が歌えないのか?

ゴスペルの先生曰く 魅力的に歌うコツのひとつとして、 「ローーーード」 ではなく、 「ロオーーーード」 といった感じにするといい。 こういうことって、 なんとなく分かっていた気がする とは思うものの、 こうして明確に言葉にしてもらえると、 全く違い…

和の声、西洋の声 3

前回の続きです。 このお話、今回で一旦終了です。 ※『和の発声、西洋の発声 2』 ※『和の声、西洋の声 1』 これまでのことから、 和の発声には、自然界の音に近い音で、 かつ倍音で高音を出すことが求められるのですね。 そうしますと、 ホーミー的な発声…

和の声、西洋の声 2

前回の続きです。 ※『和の声、西洋の声 1』 発声の「圧縮力」 ですが、 能の謡は、強く、 ゴスペルは、無い。 謡は「うねる」感じ あるいは、「絞り出す」感じがあります。 ゴスペルには、そういったものはなく、 だからこそ、明るく発散的な印象になるわけ…

和の声、西洋の声 1

発声について、このところいろいろな気づきがあり、 興奮冷めやまらぬ感じです。(笑) 能の謡という和の発声と、 ゴスペルという西洋?の発声、 両方に取り組んだことが ここにきて、大きな意味を持ち始めました。 ところで、 ゴスペルは黒人教会音楽(歌)…

弊害のある体幹トレーニングとは?

いまだに、成功の鍵として 体幹トレーニングがもてはやされています。 けれど、 腕や脚の筋力アップが 体幹に置き換わっているだけの、 体幹強化は、 効果もありますが、 弊害もあるんです。 ひと言で言いますと、 動きが硬くなります。 そのせいもあって 見…

ストレッチ・筋トレ・脱力 …役に立つ? 〜皇族的な気品を感じさせる歩き方から〜

ストレッチ 筋トレ 脱力 どの程度、役に立つのでしょうか? 先日のクラスで、 “膝の力を抜いた歩き方” を稽古してもらいました。 みんな、とても苦労していました。 脚の力を抜く稽古をしてから 臨んでもらったのですが、 全く役に立っていません。 脱力単体…