オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

弊害のある体幹トレーニングとは?

いまだに、成功の鍵として
体幹レーニングがもてはやされています。
 
 
けれど、
腕や脚の筋力アップが
体幹に置き換わっているだけの、
体幹強化は、
効果もありますが、
弊害もあるんです。
 
 
 
ひと言で言いますと、
 
動きが硬くなります。
 
 
 
そのせいもあって
見た目の印象も、
「四角い」
となることが多いようです。
 
 
 
 
そもそも、
体幹レーニングと称するものの多くは、
マット運動ですよね。
 
 
前回の歩き方のお話でも
触れましたけれど、
「歩く」という動作が
全ての動きのベースです。
 
 
レーニングは立位で行なうことが
基本だと思います。
 
 
 
で、実のところ、
どんな運動でも
本当は体幹レーニングなんです。
 
 
 
以前、あの為末大氏もツイッター
 
スクワットでも体幹レーニン

だと言っていました。
 
 
 
これを
 
「そりゃあ、そうでしょ。」

と思える人は、
マットでの体幹レーニングも
役に立つ可能性はあると思います。
 
 
 
けれど、
 
「え?」
 
と、少しでも疑問に思う人には、
いわゆる体幹レーニングは
お勧めできません。
 
 
 
また、
スクワットを体幹レーニングに
使える人でも、
固めることが体幹レーニングと
思われているようでしたら、
 
やはり、問題です。
 
 
 
重要なことは
体幹が立体的に動けることなんです。
 
 
 
といって、
立体的に動けたらそれでいいのか
と言いますと、
やはり足りないんですね。
 
 
(立位であれば)股関節が
地面を捉えられているか?
 
 
下からの力を
股関節を通して
上に伝えられるか?


上の重さを
股関節を通して、
下に伝えられるか?
 
 
このことが、全てを握っているんです。
 
 
 
体幹が立体的に動ける必要があるのは、
股関節が左右2つあり、
その荷重バランスや位置関係が変化するから
と言えます。
 
 
ですから、
体幹をどれだけ柔らかく動かせても、
股関節がこの機能を果たしていませんと、
エネルギーの伝達という意味では、
役に立ちません。
 
 
 
股関節を機能させるトレーニング、
体幹を機能させるトレーニング、
 
 
SNSにも挙げましたけれど、
 
このことが頭の片隅にでもあればと思います。
 
 
「安定の中では、固めてしまう。
けれど、それは気づきづらい。

不安定で不安でも、固めてしまう。

不安定で安心なら、重力と仲良くしやすい。」
 
 
 
機能する身体を!
 
 
 
 
 
 
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【ワークショップ情報】
 

 


5月11日 

アゴと重心、そして脱力
 




5月12日 

『重心移動と肩甲骨
https://www.facebook.com/events/515879355604083/

 

5月12日 

原始歩き&アーシング




5月19日  

『声(音)を身体に響かせる

https://www.facebook.com/events/454791765259025/



5月25日 

エネルギーと脱力 〜響声を活用して〜
https://www.facebook.com/events/590185904782831/

 

5月26日 

『パンチ・突き・手刀〜力まない腕・肩〜


 
 
 
 
【レッスン情報】
 

Body,Mind&Spirit 

本当の自分の身体は天才だ!

 
 
 
 
 
 
 
 
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