西洋の発声 和の発声
かなり前ですけれど、リズムの取り方を話題にしたことがあります。 ある日本人がアメリカで黒人からドラムを習っていて、どうにもリズムが取れなかったところを、祭り囃子のリズムで叩いたら「なんだ、出来るじゃないか!」と言われたというお話。 もう一つ…
呼吸が大事だということは、皆さん誰でも知っているけれど、呼吸と密接な関係がある発声に関しましては、大事だと思っている人は少ないように思います。 呼吸はたっぷり大きく出来ることが大切だよなぁとは考えられても、声は、その良し悪しや好き嫌いという…
「息の支え」という言葉、歌や管楽器をされていると馴染みがあるかと思います。 そうでないと、初めて聞くという人も多いかと思います。 けれど、スポーツでもダンスでも、何かしら身体を使うことでしたら、どなたでも重要なものなんです。 と、ようやくお伝…
「バランスをとる」とひと言でいいましても、2つの方法があるんです。 ひとつは、だるま落とし的な方法。 ブロックを積み上げていくような感じです。 それぞれのブロックは重力を受けて、重みという下方向への力がかかっていますから、 ズレが大きくならな…
和の身体と西洋の身体ということを、たびたび話題に上げていますけれど、 今の日本人は和の身体が悪い方へと働いてしまっているんです。 和の身体の特徴の一つに、口先・手先だけというのがあります。 口先ですけれど、日本語は口先発声なんです。欧米の言葉…
私は度々、「西洋の身体・和の身体」といった形で、身体の使い方についてお話をしますけれど、これまたいつも言っているように、どちらかしかないということではなく、どちらの要素が強いか?デフォルト(標準状態・初期設定)か?ということなんです。 で、…
今回は、【隔膜理論】のお話。 「かくまくりろん」と読みます。 身体の使い方をよくする上で、非常に重要なものになります。 ただ、私が言い出したので、調べても何も出てこないですよ(笑) 私がこれまでずっと、 「透き間にエネルギーが通る」「張力が重要…
お腹から声を出す。腹式呼吸で発声する。 歌や芝居、あるいは会議なども?非日常的な場面では、大事なことかと思います。 先日の「声から身体をつくる」クラスで、参加者のひとりが 「お腹から声を出すって、お腹から出すのではなくて、お腹を使うってことだ…
前回のお話の続き。 日本語は子音と母音がくっついていますよね。 例えば、「か」は「k・a」ではない。 英語などは子音と母音が分かれているので、例えば、「thanks」といったように子音が続く(th、nks)ことが普通にあるわけです。 で、この手の発音が日本…
オペラなど西洋的な発声と、能の謡など和の発声。 明らかに大きな違いを感じますよね。 ところで、 和の発声は、喉を締め上げる? でも腹から? 唸ってる・・・ 西洋の発声は、開放的で明るい感じ。頭声・胸声? 腹からではない? 和の発声は、喉声という言…