オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

真の全力を出せるための、身体の核とは?

「核となる身体の状態」 を身につける必要がある と、前回、お話しましたので、 少し具体的に。 歌声、スポーツ、舞台表現… 共通するところと言いますのは、 「声帯から下」で、 歌声に限りましては、 「声帯から上」も、 という感じになると感じています。 …

「全力」に対する勘違いを正せば・・・

「全力で」というときの その真意が、 本当の意味で分かってきますと、 大きくステップアップ・成長出来ると思うんです。 例えば、 ・全力で走る ・全力で大きな声を出す(歌う) ・全力で演技する ・全力で投げる などなど、 真面目で一所懸命な人ほど、 こ…

重心移動できてますか? 〜「跳ねる」と「落下」8〜

体を動かすというのは、 ほぼ、重心の移動ですよね。 いかに上手に重心を移動させるか? いかに早く遠くまで移動できるか? ただ部屋の中を歩くのですら、 重心の移動ですし、 走るという重心移動も、 スポーツ、ダンスにも通じるわけですから、 効率の良い…

走り方の違い 〜「跳ねる」と「落下」7〜

跳ねられるか? 落下できるか? 西洋のスポーツ・ダンスは 「跳ねる」身体が生み出したもので、 日本の武道・踊りは 「落下する」身体が生み出したもの。 そんな風に考えていいと思うんです。 「落下する」とは、 支えを外した時、重力のままに落ちる という…

散らし書き 〜「跳ねる」と「落下」6〜

「散らし書き」 って、ご存知ですか? 昔、散らし書きを初めて目にした時、 (初めて意識に上った時) あんなにテキトーそうな 「てろりん」とした 不思議な書き方なのに どこか法則性を感じさせて、 そこはかとなく美しいのは、 何故なんだろう? と思った…

日本には子音が無い? 〜「跳ねる」と「落下」5〜

日本語と欧米の言葉では、 子音と母音の関係性が 大きく違いますね。 この違いが、 「跳ねる」身体でのリズム感と 「落下する」身体でのリズム感の 違いにもなっているように思うんです。 日本語は 子音と母音が密着しています。 「か」でも「ば」でも 一音…

日本人はリズム感悪いけど、黒人には間(ま)が難しい? 〜「跳ねる」と「落下」4〜

リズム感に関する面白いエピソードを聞きました。 グルーヴ感を出せず、リズムに難のある人が 歌の先生から、こんなアドバイスを受けたそうなんです。 「お祭りの、 わっしょいわっしょい、 らっせーらっせーで リズムとってみて」 そうしたら、 「あれれ?…

リズム感 〜「跳ねる」と「落下」3〜

「跳ねる」と「落下」の第三弾です。 前々回、 「跳ねる」で動きますと、 跳ね上がるために一瞬、地面を踏みますから、 「ンタッ」となります。 とお話しましたけれど、 厳密に言いますと、 ジャンプ革命の跳ね方ですと、 「ッタッ」 という感じになります。…

間(ま)と重量 〜「跳ねる」と「落下」2〜

間(ま)と呼吸のお話です。 落下する身体 から生まれるものは、 「なだらかな上昇(あるいは下降)⇄空白」 ですから、 音の無い時間が生じる。 平坦で静かな感じ。 だからこそ、日本では 間(ま)を活かせるかどうかが、 重要になるのでしょうね。 と前回、…