オーガニック・アートマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

「全力」に対する勘違いを正せば・・・

「全力で」というときの

その真意が、

本当の意味で分かってきますと、

大きくステップアップ・成長出来ると思うんです。

 

 

例えば、

・全力で走る

・全力で大きな声を出す(歌う)

・全力で演技する

・全力で投げる

などなど、

 

真面目で一所懸命な人ほど、

ここで間違いを犯しやすいんですね。

 

 

どんな間違いかと言いますと、

 

 

「全力」=「無我夢中になってやる」

 

あるいは、

 

「全力」=「最大限の力を出し切る」

 

 

どうでしょうか?

 

 

この感覚のままですと、

上手くいきませんし、

そのうち、

 

心か体か、

どこかにトラブルが起こってしまいます。

 

 

なぜかと言いますと、

真に「最大限の力を出し切る」には

実は「脱力」が必要なんですね。

 

「コントロールとも言い換えられます。

 

ですから、もちろん、

「無我夢中になってやる」ことではありませんよね。

 

 

 

分かりやすい例をお話しますね。

 

歌手、例えば、MISIA

絶叫するように声を張り上げたりもしますでしょ?

 

 

けれど、喉を痛めたりしないですよね?

 

普通の人が、あれだけ張り上げたら、

一発で喉を痛めてしまいます。

 

MISIAは、歌が上手いから

出来るんだって、思いませんか?

 

 

その通りです!

 

 

歌声としての発声方法で

大きなパワーを出しているんですね。

 

 

むやみやたらに大きな(あるいは高い)声を

張り上げているわけではないんですよね。

 

 

それは、ある意味、

力を抑えているともいえます。

 

それ以上の力を使うと、

歌声にはならない、

喉が潰れるということが

分かっているからですね。

 

 

歌声に限らず、

どんな動きでも、

この手のコントロールを、

身につけることが

非常に重要なんです。

 

何だか当たり前に聞こえるかもしれませんね。

 

 

けれど、

この意味での全力で走れますか?

ジャンプ出来ますか?

 

あるいは、舞台表現などの場で

この意味での全力で表現出来ていますか?

 

自分を忘れるように入り込むことが重要だとして

目一杯での感情表現や動作をしていませんか?

 

これらは、自分自身に手応えがあるに過ぎません。

 

 

自分自身の「安心」のために、

やっているに過ぎないんです。

 

 

本当のコントロールとは、手を抜くことではありません。

 

誰も、MISIAが手を抜いているなんて思いませんでしょ?

 

 

手を抜くのではないコントロール

これを可能とするには、

核となる身体の状態

があります。

 

 

歌声、スポーツ、舞台表現…

共通するところもありますし、

歌声ですと、

声帯や共鳴腔といった特殊な部位も

関わってきます。

 

核となるものが身につきますと、

それさえキープ出来れば、

自由に何でも楽にこなせます。

 

だからこそ核なのですね。

 

 

核を身につけるまでは時間がかかりますけれど、

天才でない限りは、

核を身につけようとしない限り、

決して身につくことはない

と思うんです。

 

 

「真の全力」が出せるように

意識を変えてみませんか?

 

 

 

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