発声の開発と言いますか、気づきがここにきて、一気に進みました。
今回の発見は、あまりに画期的でして、
これまで何をしていたのだろう?と思ってしまうほどなんです。
まぁもちろん、これまでの蓄積があってこそではあるのですけど、
それでも、今回の発見を全くの一般の方に、
ほんのひと言コツを伝えて試してもらったところ、
声を出す感覚の違いに驚かれていたので、
結構な威力を持っていると思うんです。
このことで改めて確信したことがあります。
やはり張力。
カウンターエナジーなんです。
カウンターエナジーとは、
相反する方向へのエネルギーということなんですけど、
張力は、言い換えますと膨張力でして、
膨張という遠心性の力を発揮させるためには、
求心性の力が必要なように、
一方向の力では抜けてしまうので、
相反する方向の力を働かせることが、非常に重要ということなんです。
このカウンターエナジー、張力をどこで働かせるか?
基本的には全身なんですけど、
それでも、いろいろな部位、箇所でより強く働かせることが大切になってくるんです。
一番分かりやすいのが、下腹、丹田ですね。
あらゆるものはフラクタルなんです。
全体に起きていることは、部分でも起きている。
部分で起きていることが、全体で起きていることと同じ。
そんな感じですね。
で、発声の場合に必要な張力、カウンターエナジーの働かせる箇所が、
これまでとは全く違ったところだったということに気がついたわけです。
これまで発声に関して色々な人のサイトやYouTubeを見てきましたけれど、
今回の方法を述べているものは、無かったんですよね。
おそらくですけど、何かしらの練習法でそれを身につけさせようとしているのだとは思うんです。
ですから、歌(発声)の上手い人は自然と身についているんでしょうね。
ただ、その身につけさせたいことそのものズバリに言及していない。
そういう感じがするんです。
声に限らず、身体のことは大体そういうものですけど。。。
さて、今回の発見をしたことによって思ったことは、
より良い発声のために〇〇が大事ですよと言われていることは、
この発見内容を身につけていることが土台にあってこそ、
本当の意味が生まれるのではないか?
ということなんです。
言い換えますと、声(歌声)の指導をするような人は、
当たり前のようにその技術を持っていて、
あまりに当たり前過ぎて、意識に上ってこないのだろう。
それゆえ、その先のことを(それでももちろんベース部分ではあるのですけど)
大事な基本としてしまうのだろうと思うんです。
まぁ、大発見をしたここ数日は興奮状態です(笑)
※ 5/7、5/8のワークショップで取り上げます
アートマイム公演 2月8日(火) 公演写真 次回は8月22日(月)