オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

2015-01-01から1年間の記事一覧

エネルギーとは? 表現でもスポーツでも

「エネルギー」という言葉、ここの記事でもクラスでもよく使いますけれど、 自分で言うのもなんですが、「エネルギー」って極めて抽象的な言葉で分かりづらい(笑) 基本的にはひとつの意味で使っているのですが、 少し分けて考えたほうが分かりやすいかもし…

リラックスとパワー、そしてロス。

この記事は、4回シリーズでトレーニング・健康をテーマにしたものです。 (依頼されながら、日の目を見なかったものです。) 第1回目分は、こちらをご覧下さい。 『呼吸とバランスと脳と』 みなさん、前回の呼吸、うまく意識出来ていますでしょうか? 第2…

声楽。プライベート。ストレス。彎曲症。辛さからの解放。響き。エネルギー。知らなかった自分。

以前からパントマイムは、一度は受けたほうがいいいろいろな人から言われたことがあったので、 教室を探していました。 そのとき、黒い頭巾?のJidai先生の顔の写真を見たときに、すごい!!!と圧倒されたのが、 興味を持ったきっかけでした。 悲しそうだけ…

ピアノ。プライベート。力み。音。新しい世界。

Q1. ピアノの経験年数やレッスン歴、 これまでのピアノ活動内容(演奏会や指導者としての)を教えていただけますか? (これまでのプライベート・レッスンの経験の有無も含めて) ピアノ歴は25年以上です。 音大には進学せず、社会人になってからも趣味と…

変?綺麗?正しい? 自分の在り方。体幹。軸。軽い。立つ。歩く。

歩いたり座ったり、立っていたりするときに、姿勢や動作について 私って、変じゃないかな? 綺麗にできているかな? ゆがんでないかな? ということがとても気になっていて、 うまく表現できないのですが、いつも「正しい位置(在りかた?)」を探っていまし…

無駄な力。軽やか。癖。楽しい。立つ。歩く。

『「立つ」「 歩く 」レッスン』で学んだ事を1週間実践しました。 1番変わった事は、歩く時体が軽くなった事です。 日を追う毎に習った事が体に染込み始め、 徐々に歩く時の力の伝わり方がスムーズになり、 1週間経った今では昔の自分の歩き方はなんて無駄な…

股関節。足首。立つ。歩く。

JIDAIさんに教わるワークは、一切の無駄が削ぎ落とされたシンプルさで、 変化に重要なポイントのみを学べます。 以前初めてJIDAIさんのワークショップに参加した時に、 股関節に隙間を開けるよう留意しながら腰割り(?)するのを教わってやってみた瞬間の、 …

ニュートラル。立っている感覚が無い。

冒頭の呼吸やニュートラルな状態を作ってくワークの時点で 体の変化に気がつきました(^^) 僕個人の感想ですが立っていることが楽で立ってる感覚が無い様に思いました。 イメージや感覚の中に自分がいて体は単なる器のようにも感じました。 姿勢の捉え方は自…

生き方。反応。表現。ありのまま。

「前回のワークショップから、自分自身の変化をうれしく感じております。 長年の凝り固まって抜け出せなかった思考パターンから、 解放され、心や頭にとらわれにくくなりました。 ワークショップから何かを続けていたわけでありませんが、 一度、身体が経験…

アレクサンダー・テクニーク。感情。身体。

JIDAIさん 今日はありがとうございました。私にとって大変有意義な時間でした。 「感情」について、ニュートラルな場所から表現する練習は、 非常にアレクサンダー・テクニークのレッスンで起こる質の変化を、 具体的に自分のものとして起こす方法として、非…

身体。コミュニケーション。

自分の身体を、自分で客観的に感じられた事が、本当にすごい体験でした。 頭や心でなく、身体から生まれる溢れてることの大きさに、 こんなにも今まで気付いてなかったんだなぁ驚きました。 身体に意識がむくことで、身体から感じあうことで、 子どもたちや…

ニュートラル。演技。身体。

ニュートラルの状態が不思議な感覚でした。 ぬるくなったマックシェイクのような感触の白い床とたまにプツプツと底から沸き上がる、 そんな空間にいる気持ちでした。 初めての体験だったので、わくわくしました。 最後に質問させていただきましたが、やはり…

声が出づらい。倍音。リラックス。

・受講動機 ・・・発声全般が目的でした。 歌についての声にも関心があるのですが、それ以上に私生活で使う声の方に興味がありました。 ・・・声が出辛いと感じることがあり、それを改善するために参加しました。 ・効果 ・・・終わった後ではっきり声の違い…

呼吸。感情。丹田。ダンス。

何回かエモーショナルボディーワークを受けているので、 身体と心の結びつきや微妙なコントロールについては理解が出来てきたように思います。 が、それを自分で自由自在に操作するとなると、まだ時間がかかりそうです。 ニュートラルな状態から、感情をもた…

感情表現。丹田。ストレス。

私がこのワークを楽しいと感じるのは、 感情を演技しているのではなくて、 本当に感じることが出来ているからだと思います。 嘘のない状態でいられるのでストレスがありません。 すんなり入っていけます。 しかも持続することも実感しました(笑)! それが…

胸式呼吸と腹式呼吸とゾーン

胸式呼吸と腹式呼吸ってありますでしょ? 一般的には、腹式呼吸が良いといわれますけれど、 ある人気のトレーニング法では、胸式呼吸を重視しているようです。 呼吸は自律神経と深い関係があることはご存知だと思います。 胸式呼吸ですと、交感神経が優位に…

感情を俯瞰する 〜「生きる」を俯瞰する〜

感情とのつき合い方って、難しいですよね。 前々回の記事で、 マイムを通して「生きる」を俯瞰している というお話をしましたけれど、 そこには、 自分の感情を俯瞰する ということもあるんです。 一般的には、感情には、 ポジティブな感情、ネガティブな感…

頭から吊られているようにイメージして立てるのでしょうか?

表現ということではなく、運動や身体の使い方といった稽古やレッスンの場で、よく 「◯◯をイメージしてみて下さい。」 といわれませんか? それで、その求められているものが実現できてしまうようならば、いいんですけど、 大抵は難しいですよね? そもそも、…

「生きる」を俯瞰する

何かトラブルがあった際、当事者よりも第三者のほうが、的確な判断を下せるであろうことは、 多くの方に同意いいただけると思います。 その、ただ中にあっては見えないものは多く、外から眺める、 つまり出来る限り冷静に見つめることは、いつでも重要ですよ…

どうして、気持をこめているのに伝わらないの?

今朝、何を飲みましたか? コーヒーですか?それとも、野菜ジュース? 何も口にしない方も、布団からは出てきましたよね? 一体、何の話???と思われたかもしれませんが、 私たちは日常でいろいろな動作をしていますでしょ? 何かを飲むということ自体もそ…

あるベテラン女優の悩み

2年くらい前でしょうか? あるベテランともいえる女優さんが、自分の演技を見直したいと模索されている中で、 私のクラスを1度体験されたことがあるんですね。 その方は、リアリズムという演技スタイルといったらよいのでしょうか? とにかく内面重視で、…

本番のための稽古と、日々の稽古の違い。〜目的を持たないことの目的〜

何のために日々の練習・稽古をするのでしょうか? 本番でいい演技、演奏、踊りが出来るように? と、その前に・・・ノーベル賞、今年も日本人が受賞されていましたね。 こういった方々のお話でよく出る言葉に、「基礎研究」というのがありますよね。 そして…

何のために身体訓練、運動、ボディワークなどを行なうのか?

何のために身体の訓練を行なうのか? 身体表現をする人はもちろん、役者、音楽家・・・一般の方までだれでも。 筋肉を強くする、柔軟性を上げる・・・いろいろありますけれど、 それも、さらに何のためかというのがありますでしょ? きれいに動きたい 声や音…

表現力と身体の使い方〜内面と空間の関係〜

前回の続きです。 ※こちらをまずは、ご覧下さい。 『線と球体・・・あなたはどちらで動いていますか?』 表現内容、表現世界を最優先に届けるために、 身体の「線」はあくまでそれを支えるものとして、一歩後ろに下がってもらい、 「空間を動かす」ことのお…

線と球体・・・あなたはどちらで動いていますか?

バレエに代表されるダンスって、 すごく身体のライン(線)をきれいに見せてくれますよね。 いえ、きれいでなくてもいいのですけど、 いずれにしても、身体・腕や脚のライン(線)が際立ちますよね。 そこで、今回のキーワードは 線 球体 身体の使い方・・・…

静寂とは、豊かな音。

静寂とは、音がないということではないのです。 静寂とは、あらゆる音を内包している。 あるいは、 静寂とは、あらゆる音と音をつなぐもの。 静寂こそ、マイムの命だと考えるのですが、静寂とは豊かな音と同義だと思うのです。 ドレミという音階、ドとレの間…

段取り演技・未熟・即興とスキル

ゲーム情報学を専門とされる飯田弘之教授によりますと、 ゲーム(遊びでも、試合でも)の面白さは、 不確定性と調和美に秘密 があるようです。 不確定性といいますのは、どちらが勝つのか分からないということですね。 では、調和美とは?ですけれど、その前…

オーラ

オーラって見えますか? 私は残念ながら、その力はありません。。 実は、先日の公演で、私が演じている最中、ずっとオーラだけを見ていたという方がいるんです。 そのときの『淵』という作品は、 一人二役、三役という感じのちょっと込み入ったものだったん…

表現と技術

表現の世界では 技術というものを蔑視 するようなところがあります。 一方、私は、以前からずっと技術の重要さを説いてきました。 どうも、私のいうところの技術と、一般的に思われている技術とに、 随分と大きな差があるようです。 それは、技術という言葉…

表現力って、どうしたら上げられるの?

いわゆる身体表現はもちろん、一般的なお芝居でも、歌でも演奏でも、 身体感性(私の造語ですけど)に着目すると、表現力アップになるのではないか、というお話です。 身体という言葉がなく、ただ感性といいますと、心の感受性、センスといったように、 あま…