オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

イマジネーションの落とし穴~思考との違い

イマジネーションというのは、 体感があって初めてイマジネーションなんですね。 「イメージしましょう」とよく言われますけれど、 体感されないものはイマジネーションではないんです。 では、なんと言うか?それは・・・ 思考です。 私が度々口にしてきま…

イマジネーションと身体

最近、思うところがありまして、演技のレッスン方法が変わってきています。 「イメージをするのではなく、イメージされるように」 「イメージが身体から沸き上がるように」 演技する際の重要なポイントとしてこれまで、度々お話してきました。 これは、頭で…

川の流れと演技~感情や感覚を手放す

「ピーターブルックの世界一受けたいお稽古」が公開されましたね。 演技のお話って、難しいんですよね。 少なくとも、私にとりましては。 それは、言葉に酔って欲しくないから。 分かった気になってもらいたくないから。 あるいは、何のことやらさっぱり分か…

身体の落とし穴、表現力の落とし穴。

声を出す 音を出す 日常の場で私たちは普通、声を出して話をしますよね? 音を出すという感じではないと思います。 先日の「JIDAIメソッドTBC(トータルボディコンディショニング)」のクラスでは、 身体の空洞を感じる ということをしました。 なぜ、そんな…

『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古』

とんでもない映画でした! 『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古』 演劇史に名を残す偉大な演出家ピーター・ブルックの稽古場を 初めて映像化したドキュメンタリー映画です。 試写会に招待していただいたのですが、興奮しっぱなしでしたよ! (上映後…

構造はテンセグリティ。エネルギーはトーラス。

構造はテンセグリティ エネルギーはトーラス 身体の使い方を研究していく中で、もうずいぶん前ですけれど、 テンセグリティ構造に出会い、なるほどと思っていたんですね。 もともと、アートマイムには”カウンターエネルギー”という大事なキーワードがありま…

上達の4段階

演技・身体表現でもスポーツでも、上達にはこんな4段階があるように思います。 ・第1段階 「偶然」 ・第2段階 「認識」 ・第3段階 「再現」 ・第4段階 「理論」 最初の第1段階としましては、 偶然、あるいは千本ノックのようなことや、 幾度と繰り返さ…

精神論、根性論ではなく、技術論を通して。

身体が語るとは、どういうことか? 身体による演技とは何か? 内面を重視するというのは、どういうことか? 私は身体の中の中、奥に”気持ち”があると思っています。 頭(脳)は身体の奥のことを読み取っているだけ。 ”気持ち”は頭(脳)の中にあるわけではな…

北島マヤになろうとしていませんか?

唐突な質問ですが、 あなたは、普段の自分の言葉、動き、心を、 どれくらい意識、客観視していますか? 私は、以前あるダンスのワークショップのようなものを受けたとき、 振り付けとしてだと思うんですけど、「みなさん、普段通りに歩いて下さい。」と言わ…