フィギュアスケート/バレエ
感じるって、大事そうですけど、感じてばかりではどうもならないんですよね。 表現者にとってのお話なんですけど、表現するなら、「多くのことを感じなければ!」「感じ取れていないから上手く表現できないんだ」と思ったり、言われたりしがちだと思うんです…
個性と型・形式、両立は難しいですよね。 なんだか自由ということが、何にも優先して素晴らしい価値観であるかのようなところがあります。 多様性が素晴らしくて重要だというのも、その延長線上ですね。 で、逆に個性に乏しいことが、まるでダメなことのよう…
楽器演奏、格闘技、バレエ、フリーダイビング・・・全く繋がりのない感じですよね。 これに、アートマイムを加えても、バレエとは繋がりがあるかな?くらい。 ですから、アートマイムの私が、これらを指導していると聞くと、何を教えているの??力の抜き方…
「言われた通りにやる」ことは、非常に重要なんです。 先生・指導者の言う通りにやってみて、上手くいかなかったり、そもそもピンと来なくて、どうしたらいいか分からないということはあると思います。 けれど、それでも、とにかく言われた通りにやるのは重…
「〇〇を意識してみて」ということ、レッスンの場ではよくあると思います。 で、「〇〇を意識してやってみて」もらった時、「いい感じです!」と、実際にも良さそうになったりしますよね。 ところが、例えば、定期個人レッスン(半年12回が一般的なコース)…
少し前にSNSに投稿したお話の詳細なのですが、 動作を学ぶとき注意が必要で、手本を真似てはいけないというお話。 手本を真似るということは、自分の動作感覚のままで振り付けを覚えるみたいな感じになってしまいます。 どんな意図で動作を学ぶのか?による…
和の身体ですと、体幹を鍛えても、体幹を動かす訓練をしても、ただ体幹だけが動いてしまい、その先にエネルギーが通っていかない。そうなりやすいというお話です。 日常生活では体幹からは動かないんです。手先など末端から動きます。もちろん、無意識にです…
「バランスをとる」とひと言でいいましても、2つの方法があるんです。 ひとつは、だるま落とし的な方法。 ブロックを積み上げていくような感じです。 それぞれのブロックは重力を受けて、重みという下方向への力がかかっていますから、 ズレが大きくならな…
和の身体と西洋の身体ということを、たびたび話題に上げていますけれど、 今の日本人は和の身体が悪い方へと働いてしまっているんです。 和の身体の特徴の一つに、口先・手先だけというのがあります。 口先ですけれど、日本語は口先発声なんです。欧米の言葉…
自分の特徴、持ち味を活かすには、真逆の要素を取り込む。 これは、非常に重要なことだと思うんです。 巷では、短所を克服するよりも、自分の長所を伸ばしましょうと言われたりしますよね。 冒頭の言葉は、これに反するような感じがするかもしれませんけれど…
日常生活の改善という程度でしたら、緩やかな身体の使い方改善でいいのかもしれません。 けれど、陸上のトップランナーが軽~いジョギングをしても、普通の人からしますと結構な速さで、とてもジョギングというレベルではないように、元のパワーが大きい人と…
身体表現で何より大事なのは、身体の使い方ではないんですよね。 私が思う、身体表現で何より大事なのは、 ひとの心を動かすこと。 では、「ひとの心を動かす」の「ひと」とは誰のことか? 誰の心を動かせばいいのか? と、ここで、下手に多くの人に届けよう…
なぜ、先生の言う通りにやっているのに、出来るようにならないのか? これ、ほんと悩ましいですよね。 ここでも、何度かお話をしたことがありますけれど、大事な点は、 「そうする」と「そうなる」の違い。 先生の言う「〇〇して」は、実のところ、先生自身…
踊りでも歌でも、楽器演奏でも、およそ身体を使ってするものは、全て同じだと思うのですけど、 教える側は、これこれをやってみて下さいであるとか、これこれを出来るようにしていきましょう、ですよね。 で、習う側は、それにトライする、繰り返し行う、と…
以前、SNSでこんな感じの発言を見かけました。 「なぜ、最高峰の人から学ぼうとしないのか!?」 どう思われますか? 私は、最高峰なんて大袈裟なものでなくても、レベルの高い人から教えてもらえば良いとは、思わないんですよね。 教え方のレベルではありま…
武術・武道系のことをされている方はもちろん、身体の使い方の学びで武術・武道系のものに触れますと、 「ねじってはいけない」 という言葉に出会うと思います。 そこから、「なんば」の歩き方が良いとなっていったりするわけですけれど、この「ねじってはい…
遠心力と求心力、一方だけが生じるということはありませんよね。 クラスでは、身体の使い方を学んでもらっていますけれど、それは単にどう動くと良いか?ではなく、あくまでエネルギーを通すことを学んでもらっていまして、遠心性の力と求心性の力というもの…
絵は足し算 何もないところに足していく 写真は引き算 余計なものが写らないように消していく と聞いたことがあります。 舞台上、何もないところ、身体ひとつで表現していくとは、絵のような感じですね。 足していく。 けれど、同時に、キャンバスは白くする…
一見、黒に見える色も、実はたくさんの種類の色が混じっていると、頭のどこかで分かっていると、 そのその黒の中から赤色を取り出したり、青色を取り出したり出来る。 もし、黒としてしか見ていないと、ただの黒でしかない。 抽象度の高い、それ自体で完成さ…
伸びることが出来るかどうかは、非常に重要なんです。 ストレッチではありません。 以前にも、このお話はしましけれど、今回はちょっと違うお話。 動く際には、骨の感覚が大事なんですね。 骨感覚で動く必要はあるんですけど、伸びやかに動くには、筋肉が必…
体幹と末端がつながりさえすればなんとかなる!と思うんです。 逆に言いますと、体幹と末端がつながっていませんと、どうしても表面的な動きになってしまうだろうなぁと。 和の身体は以前お話をしましたように、無線的つながりの身体で各パーツがバラバラ。 …
今日、海外のコンサート中継を見ていましたら、バックダンサーで気になったことがありました。 非常に面白いといいますか、重要なことを改めて考えさせてくれたんです。 4人の女性バックダンサーの中にひとり、日本人と思われる人がいたんです。 他の3人は中…
いわゆるストレッチ、やったことのない人はいないのでは?というくらいポピュラーですよね。 筋トレとセットになっている感じもあります。 スポーツやダンスには欠かせないでしょうし、運動が苦手、けれど体を動かさなければ、という人にも、ストレッチは推…
「私の身体がどんな反応をするか実験してみたい」とのお誘いを受けて、あるワーク(?)を受けてきました。 誘ってくださったのは、以前紹介した、私が信頼を置くバレエの先生をされている方。優子さんです。 優子さんが、色々な道具を使って、身体を機能(バ…
表現といいますと、日常生活から離れた特別な行為のように思ってしまいますけど、私たちは日頃から常に表現しているんです。 家族といるときと、仕事関係の人といるときと、友達といるときと、それぞれ違う顔ですよね? それは表現。 ただ、表現しているとい…
歩き方については、多くの人が色々と言及していますけれど、私たち日本人の歩き方はカッコ悪いとはよく言われます。 そのため、良い歩き方として、背筋を伸ばしてなどなどあるわけですけど、そういった形を整えたり、あるいは視線や歩幅などをどうかしたりと…
ここのところ、身体の進化・深化が加速していまして、楽しくて仕方ないのですけど、そこには大切な二人の人の存在がありまして、今回はそのお話。 ひとりは前回の記事のバレエの先生、優子さんです。 直接習ったことはないのですが、ツイッター(現X)や記事…
歌は語るように 語り(セリフ)は歌うように 聞いたことありますか? 踊りとマイムの違いは、歌と語りの違いに似ています。 多くの人にとって、マイムより踊りへの関心が高いと思うんですけど、バレエ、日本舞踊はもちろん、フラやベリーダンスなども、演じ…
手・指は自意識と密接な関係がありますね。 写真を撮られる際、多くの人が昔であればピースサインに代表されるような、何かしら手・指のポーズを作りますでしょ? 何もしないと手持ちぶさたになってしまうんだと思うんです。 あるいは、踊りの世界。バレエや…
少し前の記事で、 Aさんの「これは想像を超えた感覚で、何らかの方法で思考と感覚の繋がりを打開できないと、簡単にはたどり着けないと思いました。」 というお話を取り上げました。 (こちら) その際、「これは試行錯誤によるエネルギーが凝縮していき爆発…