オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

体の奥から空間へ〜全身運動と発声

全身運動と言いますと、大きな動きをイメージされると思いますが、

声を出すというのは、全身運動なんです。

見た目には、ほぼ動きませんけど。

 

しかもですね、

 

「全身運動以上に全身運動」

 

と言える面があるんです。

 

 

それは、体の内側。

 

インナーマッスルといったような意味ではありませんで、

呼吸にまつわる筋肉はもちろん、

声帯に関する筋肉、

さらには、頭や口の中などの筋肉・・・

といった、通常の運動では使わない筋肉を

繊細かつしっかりと使うんですね。

 

 

そして、実は、

この声を出す感覚を、いわゆる運動の時に使えるかどうか

非常に重要なんです。

 

ですから、

拙著2冊ともに、運動には発声が重要ですよと

お話していますけれど、

発声に本格的に取り組んでませんと、

「そんなものなのかな??」

なかなかピンと来ないかもしれませんよね。

 

 

ところが、やはり、歌を本格的にされている方には、

思いがけず、届いているようなんです。

 

 

先日のワークショップ初受講の方の受講きっかけは、

ご自分の声楽の先生から、私の著書を紹介されたからなんだそうです。

(そのまま入会下さいました)

 

 

また、数ヶ月前から通うクラス生も、

やはり、(また別の)歌の先生から、

私の著書を紹介されたことがきっかけだったんです。

 

紹介くださった先生、ありがとうございます!

ですけれど、

とにかく、驚きです。

 

 

声は身体と呼吸、さらには内面の現れです。

 

声の専門家の方は、そこをよくよく感じていて、

一方、私は舞台表現では声は一切発しませんけれど、

そこを重視しているので、

通じるものを、感じて下さっているのだと思うんです。

 

 

さらに、こんなことがありました。

 

声楽家の方からボイトレを受けている女性、

「声を出す」という概念がひっくり返ったという方ですけれど、

私の舞台を観て、

その声を出す感覚が、私の身体の使い方と共通するなと

感じたそうなんです。

 

これは、凄いことです!

 

私の動いているところを見て、

発声と同じだと感じられるなんて、

この方の感性には、

いやいや、びっくりですよね。

 

さて、

声といいますのは、

空間に作用させる必要が

あります。

 

 

ですから、

冒頭の「全身運動以上に全身運動」には、

実は、この

「空間に作用させる」

という、体の内側とは、真逆の面での意味もあるのです。

 

体の奥から空間へ。

 

これが、全身運動。

 

見た目の大きな動きではなく、

エネルギーの大きさですね。

 

 

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