「舞台芸術は無くてはならないものです」って、
当事者が言って、どうするの?
と、舞台芸術の片隅にいる者としては
思うわけです。
「気が付いていないかもしれないけれど、
不必要そうに見えるかもしれないけれど、
実は必要なんですよ!」
そういう面があるとしても、
それは、第三者が言うことだと思うんです。
普通に個人として
相手から好かれてなさそうな状況で、
「あなたには私が必要なのよ!」
って、迫られたり、
半ば脅迫めいた感じで言われたら、
引きますよね(笑)
いや、むしろ、
「絶対に必要としないから」
と思うんじゃないでしょうか?
もちろん、
政治的な問題、つまり予算・お金を
国や自治体から捻出するために
自分たちの必要性を訴えるのは、
分かります。
それならそれで、
具体的にそういった行動をとるかどうか
だと思います。
世間に訴えて、賛同者・理解者を増やして
署名活動などを通して国に訴える
というのでしたら、それは理解できます。
話は逸れますけど、大きな劇場でしたら、
100席当たりに観客ひとり、1席50万円、100万円
みたいな方法で、
劇場を開けることは不可能なのでしょうか?
小さなところでしたら、
毎回、観客1名か2名限定
金額は5万円?10万円?
火を灯し続けないと、消滅の恐れがあるというのであれば、
オンラインということではなく、
生の体験をいかに、生み出し続けるか?
ではないかと。
舞台芸術の片隅にいるだけの
愚か者の戯言ですね。
「生きる」とは、命を長らえさせることではない。
けれど、命がなければ「生きる」は叶わない。
命には食べ物が必要なように、
「生きる」には芸術が必要。
アートマイムとは?
2020.4.28 @シアターカイ