オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

上達の道、どう進むか?

何かを学ぶ際には、早く出来るようになりたいですよね。

 

私も、出来たら、一直線で「ここ!」というところに辿り着きたい。

 

ところが、一直線でとなった場合、

一見、近道で、実際に出だしの頃は

近づいているのに、

実は遠ざかっているかもしれない。

 

そんな気がするんです。

 

 

逆に、遠回りのようでいて、

時間はかかるけれど、

実は着実に近づいている。

そんな歩み方が大事だと思うんです。

 

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分かった気になってしまいやすいタイプの人は、

この一直線上の、中心に近づいているところで、

このまま行けばいい!

と思ってしまうんでしょうね。

 

で、本人が気がつくかどうかは別として、

進んだ先は、何だか違ったところに、

となってしまうのかもしれません。

 

一方、常に、これでいいのかな?と

試行錯誤している人は、

何やかやと、中心に近づいている。

 

 

これは、単純に「歩く」という動作でも

多くの人は、かなり早い段階で

OK!!としてしまって、

結果、歩き方に問題があるがために、

多くの身体的トラブルを抱えることになったり、

スポーツなどで、壁が越えられなかったりするのだと思います。

 

 

また、何かしらのインストラクターの人も、

教わってきたことを教える人というのは、

一直線タイプになってしまいますから、

受け手にとっては、一見、分かりやすく良さそうな感じなんですけど、

導入部分で終わらせませんと、

そこを越えてしまうと、違った方向に導いてしまうのでは?

と思います。

 

(逆に、導入時には、とても良いかもしれませんね。)

 

 

学ぶ側としましては、

螺旋で進んだ方が、

どこまでも奥深くに進んで行けると思うんです。

 

思ってもみなかった、外からは見えない

ある意味、神秘の領域に。

 

まぁ、神秘なんて言いますと、怪しい感じですけど、

明らかに、違う次元に入り込めるチャンスは高まります。

 

 

私の伝えている身体の使い方や

アートマイムという表現は、

そこを手助けしているわけです。

 

もちろん、私自身、まだまだ螺旋上をグルグル回って、

もっと奥深くにと歩んでいる途中です。

 

上達の道、どう進むか?

 

 

 

 

 

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