オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

2005/11/10 Thu 園児はパントマイムに大騒ぎ~ぃっ!

昨日は幼稚園で、マイム体験講座&パフォーマンスをやってきました~ぁっ!
子供達が元気いっぱいで、好奇心旺盛なので、1時間大盛り上がり!

前半はマイム体験。でも、「壁」「綱引き」っていう類いのものは、一切なし。ジェスチャーゲームや、ごっこ遊びなんかで、ごまかしたりもしません。
相手が子供だからといって、ただ楽しければいいというのではなく、むしろ子供だからこそ、きちんと本質的なところを、体験してもらうことが、大切だと思うんですよね。

で、何をしたかと言いますと、「音を身体で表現する」です。
音の高低、大小、響き具合などなどを、まずは楽器を使って。そして、そういう音が、自分達の身体の中にもあるということで、元気な時と元気のない時の音を、みんなでやって。

好き勝手な動きでも、振り付けでもない、見本は見せるものの、子供達が自分なりに、音を身体で作り、感じ取ってくれていましたよ。(と思っています)
あんまり、みんなが楽しくやってくれるので、こちらも元気もらって、楽しませてもらいました。

後半のパフォーマンス鑑賞は、まあ、鑑賞とはほど遠い、ワーワーキャーキャーの大興奮!
ところで、これも大人の目から見たら、子供向けではあり得ないと、誰もが思う『イアディージュ』(HPのパフォーマンスのページに写真が出てますよ)。

子供はこういう抽象的なものでも、それぞれの想いで、思いっきり楽しんでくれるんです。
大人は奥底では感じてるはずなんですけど、つい「知」がたってしう。頭で理解しづらいために、難しいと思い、子供にはなおさら分からないだろうって。

そんなことないんですよね。子供は考えるより先に、まず感じますから。
前にも書きましたけど、魂は感じたがっているんですよ。理解したがっているわけではないんです。

でもこういう機会って、子供は自分では選べません。与えられるだけ。与えるのは大人。
世の中にはたくさんの、与え・与えられの関係がありますけど、いつでも与える方より、与えられる方が感受性が豊かなんだと、思っている方がいいようですね。

昨日は子供達にとってはもちろん、親御さん、先生方にとっても、そして何より私自身にとっても、素晴らしい出来事だったと思います。いや~ぁ、ほんとに素晴らしいっ!感謝、感謝ですね。