オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

~パントマイム イン バンコク~ タイ公演終了!

今朝、タイから帰ってまいりました。


思ったほどは暑くなく、まぁ、日中に外に出る機会が少なかったということはありますけれど、いたって無事に健康を保って帰ってこられましたわ。


よそへ行きますと、食生活や寝起きのリズムが思うようにならず、体調には気を付けませんとマイムのパフォーマンスに影響しかねません。
海外ですとなおさら。


私みたいに食い意地が張っていますと、朝からあれこれ食べたくなってしまいます。。。
そこをグッとこらえて、出来るだけ普段に近い形にしていくわけです。
修行です。。。


とは言いましても、普段からそんな厳格にしているわけではありませんから、十分楽しみつつですね。



さて、普段は大道芸で行っている「ウィッチ・クラウン」、タイでは劇場での公演でありまして、初日は大道芸と舞台との違いを消化できずに、私としましては不本意で・・・


大道芸と舞台では観客の演者に対する心理的な距離感が違うと思うんですね、で、その違いをうまく埋めていかないといけないのですけど、初日はその違いを考えずにいってしまったものですから、どうも一体感が生まれてこないまま終ってしまいまして。。。


周りの方は「良かった、良かった。観客をぐっと掴んでいたよ。」と言って下さるのですけど、やはり自分自身納得できませんとねぇぇ。。。



そこで何か大きく変えようかとも思ったんですけど、いろいろな方のお話を伺い、ある単純なことに気が付きまして、おかげさまで、何を変えたかは分らないような感じながら(何を変えたかはまた改めてお話したいと思います。)、観客との距離感がす~っと縮まるような流れに持って行く事が出来まして、2日目以降はいい感じでしたぁ~。
ほっ。



毎回500人近くの人たちと、一体となってコミュニケーション出来ている感じというのはいいものです。




ところで今回のタイ・バンコクでの公演といいますのは、日本から私を含め7組、韓国から1組、タイから2組の合計10組の出演者で、途中休憩15分をはさんで、計3時間半!!!というマイム公演としましては途方もない長時間公演。


しかも、チケット代は日本でいきますと万単位!!!に相当するというではありませんか。


それだけの満足感を味わっていただかないことには、観客の方々にも主催者の方にも本当に申し訳が立ちません~~~。


なんとか足を引っ張らずにいられたとは思うんですけど・・・




タイのお客さんは皆さんとても熱く、最後まで本当に目一杯楽しんでいらしゃって、お見送りでは出演者はみんな写真攻め・・・
いい思い出になってくれていれば幸いです。