オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

運動は体にいいからと、頑張る必要は無い!?

体を動かすのは好きじゃない。運動は苦手・・・

そういう人は多いと思います。
あなたはどうですか?


私自身、運動は決して得意なほうではありませんでした。
こんなことを言いますと、私の周りは誰も信じてくれませんけど、本当にそうなんです。

ただ、言えますことは、今が自分自身の人生史上で最も運動神経が良い状態なんです。
走りの軽やかさも、かつて経験したことが無いほどの状態。
(自慢か?笑)

体型も、ひどいO脚(こぶし1個余裕で入ってました)も、いつの間にかすっかり無くなり、
反り腰も克服。足首のむくみも消滅。

嘘でも冗談でもなく本当。


運動といいますと、どうしてもスポーツとか踊りのようなものになってしまうと思うんですね。
けれど、運動をした方が良いのは分っていても、苦手な人には本当に苦痛ですよね。

私が思いますに、体を動かすのが好きじゃない、運動が苦手という人の多くは、
何をするかはあまり問題ではなく、自分の体が自分のものとして扱えないもどかしさであるとか、
筋肉に変な力がかかる感じや、息が苦しくなる感じに嫌悪感を覚えるとか、
そんなことがあるんじゃないかと思うんです。


けれど、どうでしょう?
きれいな広々とした草原に立ったら、「う~~~んっ!!」と目一杯伸びをしたりしません?
あるいは、疲れていたりすると、やっぱり「う~~~んっ!!」ってしたりしますでしょ?

これは体を動かすのが苦手とか、運動が好きじゃないとか、そういうこととは関係ありませんよね。


私、思うんです。

体は解放(開放)されたがっているのだと。
それも全身での解放。


ところが、一般的な運動は局所的に負担がくるようなものや、部分的に動くものが多いんですね。
(歩く、走るは全身で動いていると思われかもしれませんけれど、
相当なレベルの方も含めて、ほとんどの方は部分運動になってしまっているんです。)

解放的な要素があったとしても、
本当にそれを体感出来るように導いてくれる指導者は、どうしても少ない。

そもそも、私たちが普通に接する運動の類いは、体を解放させることが目的ではないですから、
全身が解放されるような動きを、意識的に行なうという経験が、あまり無いと思うんです。


先日の外部ワークショップ
『内臓からの健康と真の美しさを求めて~メビウスの輪の呼吸と運動~』では、
気持ち良さを味わっていただけきましたが、皆さん一様に、初めての感覚だったと思います。
「本当~に気持ちよかった!こんな感覚を味わったのは初めて。」と。


実は、このメビウスの輪の呼吸と運動というのは、私たちのマイムの土台なんですね。
つまり、私たちはマイムの稽古の度に、この気持ち良さを味わっているんです。
それも、もっと深く。

そして深く味わうために、全身が解放されやすいように、
体の感覚を敏感にしていくということも、とても大事なんですね。
ですから、どのクラスでも準備運動からして、
一般的な運動ではなくユニークな動きだったりするんですけど、
そこからすでに気持ちいい!が始まるんです。

その中でもJIDAIメソッド」という穏やかな整体的運動や呼吸をしていくクラスは、
マイムという表現に抵抗のある人にも、この気持ち良さ、解放感を味わってもらえるように
と作ったクラスですから、気持ちいいのは当然なんですけど、
「身体塾」というハードな運動をするクラスも、やっぱり気持ちいい!んです。

ちなみに、「身体塾」はハードな運動なんですけど、
運動が苦手とか、これまで運動らしい運動をしていないという人が、
初めての受講の時から、その気持ち良さにはまってしまうんですよ!意外ですよね。


と、ちょっとクラスの説明が長くなってしまいましたね。


さて、一般的にはどうしても、体を動かす、運動するときって、
体をどうやって動かすかに意識がいってしまい、気が付くと呼吸を止めていたり、
がんばらなきゃ!って体の感覚が閉じてしまって、体が縮こまった感じになりやすいんですね。
で、結果として、楽しくない、大変だなぁとなってしまうのだと思うんです。
(そもそも、大変な思いをするのが運動だと思っているかもしれませんけど・・・)

でも、でもですね、先ほども言いましたけれど、
そんな体を動かすのが大変だと思っている人でも、
「う~~~んっ!!」と伸びをしたりするわけです。
で、この「う~~~んっ!!」って、体を動かすだけでなく、
呼吸をしっかりするためでもあるわけです。


つまり、
縮こまった体と、浅い呼吸から脱出しているんですね。


この体が求めている全身の解放を、ぜひ生活に取り入れて欲しいなと思うんです。

自分が普段行なっている運動、あるいはやってみようかなと思っている運動、
その運動が、本当に自分の体のためになっているのかどうか?の答えは、
自分の体が一番良く知っています。
脱出へと向かっているかどうか?が分るはずです。

そんな体の声に素直に従うことが難しい人が大勢いることも確かです
(これがいいはずだ!って、頭で体の声を押さえ込んでしまう人多いですから)けれど、
誰のためでもなく自分のためですし、
頑張るという意識ではなく、気持ちよくなっていただけたらなぁと思っています。





Body,Mind&Spirit 本当の自分の身体は天才だ!





マイムから心と身体の平和を


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