オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

『表現したくない人、表現が苦手な人のための表現ワークショップ』って?

先日の『表現したくない人、表現が苦手な人のための表現ワークショップ』
タイトルが一見、可笑し気な感じ(自分で付けておきながら)なので、
人が集まるか不安だったのですけど(いや、いいタイトルだと思うんですよ。)、
数名の役者さんを始め、主婦の方やスポーツトレーナーの方、
既にクラスでマイムを学んでいる者も含めて、
11名の方々にご参加いただけました。
中には、アレクサンダー・テクニークの教師をされている方も。
ありがとうございました。


皆さんの感想(後日メールなどでいただきました。)を、
ご本人の了解を得てお名前とともに、基本全文の形でご紹介させていただきますね。
(長いですよ~ 笑)



まずは、アレクサンダー・テクニーク教師である荒川克美さんの受講感想です。



JIDAIさん
今日はありがとうございました。私にとって大変有意義な時間でした。 
「感情」について、ニュートラルな場所から表現する練習は、
非常にアレクサンダー・テクニークのレッスンで起こる質の変化を、
具体的に自分のものとして起こす方法として、非常に素晴らしいと思いましたし、
具体的な動きを作って行く中で起こる感情的な変化について自分自身を観察することは
アレクサンダー・テクニークを理解することに(自分自身を理解することに)
大変役立つと感じました。(そのままレッスンで使えます) 
大変わかりやすかったです。

「きらいなひとを演じる」ワークも面白かったです。
 参加者の方の顔が、みなとても怖くなって、
人の多面性」あるいは自分自身いかにひとの「部分」しか見ていなくて、
それに反応しているのかもわかりましたし、しかもそれを誇張して見ている、
そんなことに気づきました。 
そしてその人になりきるのに、どれだけのエネルギーを必要としたことか!
ある意味、人は自分が「(自分の考えている)自分でいる」ということに、
エネルギーを使っているかもしれません。 
そして、無意識な感情は身体から来る、あるいはからだから来ている感情に支配されている、
ということも理解できました。

書ききれないくらいですが、たくさんの収穫がありました。 
まだ時間をかけて、じぶんのものに落ち着くまで、待たなくてはなりません。
 どうもありがとうございました。

荒川克美




荒川さん
感想が、さすがアレクサンダーテクニークで自分を磨かれている方だ!と、 
その深い洞察に、頭が下がります。
「じぶんのものに落ち着くまで、待たなくてはなりません。」という言葉は、
本当に深く受け止めて下さったのだなと、嬉しくなります。ありがとうございます。


(実際の返信です。)




お次は主婦の方のご感想。
この方は、以前『メビウスの輪の呼吸と運動』というワークショップにご参加下さり、


「前回のワークショップから、自分自身の変化をうれしく感じております。
長年の凝り固まって抜け出せなかった思考パターンから、解放され、
心や頭にとらわれにくくなりました。 
ワークショップから何かを続けていたわけでありませんが、
一度、身体が経験したことが、こんなにもつながっていることに驚き、
うれしく感じております。今回も、またたのしみに伺います。」


と、ご参加下さいました。


では。



JIDAIさん


なかなか上手く言葉にならなかったのですが、とにかく、ワークショップ、
とっても面白かったです。 
参加できて、本当に、良かったです。

早速日常で変化を感じてます。
誰かの表現を受ける時に、よく見ることで、ありのままを受けとることが、
とてもおもしろく感じられるようになりました。
今までは、言葉だけ聞いたり、その言葉に過剰に反応してしまったりで、
自分もどんどん頭がふくらんでしまって…。
やりとりを、たのしめなかったのですが、自分の表現に対しての相手の表現を見て…、
というやりとりを、たのしめるようになってきました。
(今日、たまたま、とて~も苦手なやりとりがあった中で、自分の変化を感じました。)

何だか上手く言葉にできませんが、本当に、生き方が変わるワークショップを、
いつもありがとうございます。また参加できる日をたのしみにしています。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

秋山ゆかり

秋山さん
早速、日常の中で活かしていただいて、ありがとうございます! 
言葉があるから人間なんでしょうけど、身体って大事ですよね。
秋山さんは、本当に勘が鋭いといいますか、身体も心も素直なんでしょうね。 
秋山さんのような方に、受けていただけて嬉しく思います。
こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します。



こちらは、秋山ゆかりさんがFacebookにコメントして下さったもの。
     ↓
自分の身体を、自分で客観的に感じられた事が、本当にすごい体験でした。

頭や心でなく、身体から生まれる溢れてることの大きさに、

こんなにも今まで気付いてなかったんだなぁ驚きました。

身体に意識がむくことで、身体から感じあうことで、

子どもたちや様々な日常のコミュニケーションがよりよいものになってゆけるのでは、

と思ってます。

言葉ではない中にある豊かさをもっと感じ表し生きてゆけたらなぁと思いました。

本当にありがとうございました。

常にがちがちな自分少しでも変わっていきたいです。またぜひ参加させてください。



秋山さん、ありがとうございます。身体とのつき合い方を手に入れられると、

世界とのかかわり方が変わってきますよね。また、楽しみにしていて下さい!






最後にスポーツトレーナーの本村一暢さん。


JIDAI先生昨日はありがとうございました♪
冒頭の呼吸やニュートラルな状態を作ってくワークの時点で体の変化に気がつきました(^^)
僕個人の感想ですが立っていることが楽で立ってる感覚が無い様に思いました。
イメージや感覚の中に自分がいて体は単なる器のようにも感じました。
 姿勢の捉え方は自分自身のイメージの中にある心地良い状態を求めていくようなところが
僕にはとてもしっくりきました(^^) 
今朝にかけての睡眠もいつもより質が良かったように感じます。
また機会があれば教わりたいです。
昨日は本当にありがとうございました♪

本村一暢




本村さん
立ってる感覚が無い様っていうのはいいですね!どんな動きでもうまくいっている時って、
自分がどう動いたか分らないものですものね。
素晴らしい体感を得ていただけて、うれしく思います。
ありがとうございました!



そして、本村さんの追加の感想で・・・

もう一つ言うと立っていることが心地良くて 

(正確に言うと立っている気がしてなかったので今の体の状態が楽すぎて)

 動くのがもったいない気さえしました。といった表現が正直なところです。 

体って変わるんですねぇ体って面白い♪






その他にも、ご感想をいただいているのですが、役者さんはクラスに通いたいと、

どのクラスがオススメかを尋ねて下さったりしています。




身体で味わった喜びは、結構長いこと残っているものではありますけれど、

身につけていくには、やはり継続していく必要がありますし、

様々な感情を身体で感じるワークを通じて、表現の幅を広げていただけたら嬉しいですね。





ところで、ワークショップ当日は、初めてご参加下さった方々は皆さん、

開始時は緊張の面持ちで、私も内心緊張しつつだったのですけど、

終わったときの皆さんの晴れやかなお顔を見て、よかった~!と。


ただ、自分なりに反省点もあります。

次回ワークショップですぐに対応出来るものもあれば、

経験を積んでいく必要のあるものまでいろいろですけれど、

反省点が見つかるのはいいことだなと思います。



ワークショップはいくら自分がしたくても、

当たり前なんですけど、参加下さる人がいませんと出来ません。

ですから、私はワークショップをさせてもらえることに感謝を感じます。

それは普段のクラスでも同じです。

そして、ワークショップをさせてもらう度に、

その準備段階と後とで、いろいろ勉強させてもらえます。ありがたいことです。

反省点をクリアする予定の次のワークショップ、ドキドキしつつもワクワクします。


今回ご参加下さった皆さん、ありがとうございました!


次回は、外部ワークショップです。どうぞ、お楽しみに!






Body,Mind&Spirit 本当の自分の身体は天才だ!




マイムから心と身体の平和を


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