オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

頭の中の言葉 演奏のレッスンから

楽器演奏の方への個人レッスン、
まず、座り方から始めました。
(基本、椅子に座って弾く楽器でしたから。)

この方は、アレクサンダーテクニークを長いこと定期的に
それもかなり頻繁に受けている。

ですから、どうあったらいいのか?は
よく知っているし、効果も出ている。



けれど、それを


“自分のものにする”


となりますと、
またちょっと違う話なんですね。



私はアレクサンダーテクニークの先生や、
先生になろうとしている方たちの知り合いがいまして、
ワークにも参加下さったりしているんです。


この方たちは、大抵、
自分の中に溢れるほどの言葉を持っている、
そんな印象があります。

感じたとこを言葉にする力が強いんですね。

とても魅力を感じます。


その一方で、
全体をまとめて捉える力、
言い換えますと

言葉にしきれないものを捉える力が
弱いように思えるんです。



このレッスンを受けて下さった方は
「頭でっかち」になっている自分を
自覚されていて、そこで、
私のワークに興味を持たれたとのことでした。


で、座り方。

これは、立っているときの感覚が役立ちます。
といって、姿勢を気をつけるわけではありません。


姿勢を気をつけると、
姿勢が整わないんです。


姿勢を気をつけてしまうから

動きが生じず、だんだん固まっていってしまうんです。


良い姿勢とは、見た目の形ではなく、
機能する姿勢。



そこで、
まずは立った姿勢で
足裏と呼吸の関係を体感してもらい、
それを座っているときにも利用する。

そうしますと、
足裏から上の身体…膝もお尻も頭も
自然と良い位置にいきます。

しかも、その良い位置も、
決して固定されたものではなくなるんですね。



それが証拠に、
初め、いつも通りに演奏してもらったときには、
きちんと座ったままだったんですけど、


この座り方に慣れてきたときには、

演奏中に身体に動きが生じるようになったんです。


この動きは、気分が乗ってということではなく、
身体が演奏に対して機能的であろうとするために起こる動きです。


ですから、
(後で聞いてみましたら)
ご本人は動いていたことに、
気がついていなかった。


この手の動きは、
だれも教えられませんし、
本人ですら、意識で生じさせるものではありません。



起こるだけです。


頭の中の言葉が外れたとき、

初めて生じる全体性としての動きです。



レッスン後、
「アレクサンダーテクニークが、より深く理解できた」
と、おっしゃっていました。


頭の理解、言葉の力…
それを開花させる身体の理解…


飛び立つ。




次回公演

8月3日(金) 21時〜22時
       

『マイミクロスコープ 


〜夜のアートマイム劇場〜』


 


ワークショップ



7月1日 

『しなやかな骨盤・背骨



7月8日 

『トーラス呼吸 〜エネルギーワーク〜



7月15日 

声(音)を身体に響かせる 呼吸編



7月22日 

『重心移動と肩甲骨



7月29日 

『整体運動&ボイスヒーリング



8月11日 

『刀のワーク 〜動き方が変わる!〜

https://www.facebook.com/events/447941208980863/


8月12日 

『視野と瞑想と身体

https://www.facebook.com/events/225582498236158/


8月19日 

体幹力と脚の螺旋運動

https://www.facebook.com/events/494578340960203/






レッスン


Body,Mind&Spirit 

本当の自分の身体は天才だ!







マイムから心と身体の平和を


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