オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

姿勢とエネルギー

姿勢って、大事?

というお話です。

 

 

歩き方など身体の使い方でも

声のトレーニングででも、

姿勢のことを言われることが

多いのではないでしょうか?

 

それによって、

良くなるのでしたらいいのですけど、

どうですか?

 

 

ちょっと面白い話があります。

 

アレクサンダーテクニークの教師になるべく

長年学ばれている方が、

私の声のワークを何度も受講されていまして

初めは全く出なかったのですけど、

とても魅力的な声がしっかり出るようになっているんですね。

 

で、ある時、指導教師に言われたんだそうです。

 

「あなたは、気がついていますか?」

 

「声を出している時、

頭蓋と脊椎の関係が理想的な状態になっていることを」

 

 

アレクサンダーテクニークといいますのは、

元々、役者だったにもかかわらず、

声が出なくなって悩んでいたアレクサンダー氏

編み出した、

頭と背骨の関係を重視したボディワークなんです。

 

つまり、例えば、発声に難がある場合、

アレクサンダーテクニークで

頭と背骨の関係を良好にしますと、

発声が改善されるというわけです。

 

楽器演奏でも、普段の身体の使い方でも

なんにでも、通じるものということですね。

 

詳しくは分かりませんけれど、

欧米の音楽や演劇系の大学では

授業にアレクサンダーテクニーク

組み込まれているとのこと。

 

 

 

さて、

創始者であるアレクサンダー氏は

 

頭と背骨の関係を良くすることで

声を取り戻せたわけです。

 

 

 

一方、

私がここで紹介した女性は

 

声をきちんと響かせることで

頭と背骨の関係が良くなったわけです。

 

 

 

ここで、最初の問いかけに戻りますが、

姿勢が大事とはいえ、

もし、その姿勢になることで

かえって窮屈になるようであれば、

それは良いアプローチと言えるでしょうか?

 

 

重要なことは、

エネルギーがスムーズに通ることなんです。

 

 

エネルギーが通るためには、

姿勢が大きく関わります。

 

姿勢を改善することで、

エネルギーの通りが良くなることもあるでしょう。

 

 

けれど、その姿勢は

自在に変化でき得るかどうか?

 

ある一定の姿勢でなければ機能しない

なんてことはありませんか?

 

それでは、一歩でも動いたら

また別の姿勢を考えなくてはいけなくなりますよね?

 

 

それが、

エネルギーを通し続けることで、

姿勢が変わっても、

また自然と良い姿勢(見た目のことではなく)に

身体が勝手に微調整してくれます。

 

そのような身体を作っていく必要があるんです。

 

姿勢からのアプローチが悪いというわけではありません。

悪いのは、姿勢に拘ることです。

 

 

あくまでエネルギーが流れるかどうか?です。

 

どんなアプローチでも構いません。

エネルギーに目をむけてもらえたらと思います。

 

 

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『記憶』より

 

 

 

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