平和というのは、何でしょ?
戦争が無いことなんでしょうか?
戦争とまでいかずとも、争いや、もめ事が無いことなんでしょうか?
だとしますと、平和というのは、目に見える形で存在するということでしょうか?
平和は目指すべき、理想なんでしょうか?
いつかは実現するはずだと、追いかけ続けるべきものなんでしょうか?
なんだか、「幸せ」に似ているような・・・
幸せになるために・・・って。
明日の幸せを信じて・・・
どうなると、幸せなんでしょう?
幸せな人は、幸せを求めたりするんでしょうか?
「平和」も「幸せ」も、未来に求めている、今という時間は、ず~っと「平和でない」、「幸せでない」状態が続くということではないんでしょうか?
未来に希望を持つということは、今の現実に不満があるということ。
未来が理想なら、今の現実は否定されるべき状態。
明日もまた、理想の未来を持つのなら、その明日という日は、否定されるべき日。
あさってもまた、理想の未来を持つのなら、そのあさってという日も、また否定されるべき日。
いつ、否定されない日が、やってくるのでしょうか?
それとも、「今」を否定し、未来に平和を求め、幸せを求めることに、価値があるんでしょうか?
平和とか幸せとか、そ~んなこと全く考えない動物は、きっと、そういうものと無縁の世界で生きているんでしょうね。
人間は、無縁ではいられませんねえ。
それでも意識的に、無縁の次元にいることができれば・・・まぁ・・・この否定したくなる、今という現実を、否定することなく、だからといって肯定もせず、といったところでしょうか・・・
人間は、よくもまあ、こんなことを考えながら、生きていけるものですねえ・・・幸せなような、不幸せなような・・・あぁ、平和、平和。