オーガニック・アートマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

2006/08/08 Tue 富山のお菓子

先日、富山で見つけました『玉風味』なるお菓子、これは素朴系お菓子の中の、かなりのヒット作です。
お土産用に、味も知らないまま、一番少ない6個詰めのものをひと箱、買っておいたんですけど、ちょっと味見する機会に恵まれまして、「おおっ!!」
15個詰めを買い足してしまいました。

材料は卵、砂糖、寒天。
「えっ!?」って思いません?このシンプル過ぎる材料、しかも寒天。
泡立てた卵白を寒天で軽く固めたものの表面に、卵黄を薄く付けて軽く焼いた、小さなきんつば状の形のお菓子。
なんだか卵焼きとして、お弁当に入っていても、可笑しくなさそうな、実に地味な装いです。

ところが、ところが、ひと口いただきましたら、あら~~~ぁぁ!なんでしょ、この感触!?
マシュマロのようでマシュマロでなく、ムースのようなそうでないような・・・う~~~ん、初めての食感です。
味の方も、ゼラチン系でないからでしょうか、くどさが全く無く、といってあっさりしているとも言い切れず、良質のホイップクリームを思わせるような、口当たりとこく。
甘過ぎそうで、甘過ぎず・・・うぅ、伝え切れないもどかしさが・・・

って、きっと褒め過ぎです。
私はシンプルな材料の素朴系のお菓子に、かなり弱いんです。ですから他の人は、もしかしたら、ただ懐かしい感じの味だねえ、で終わってしまうかもしれません。そういうこと多いんです。

でもいいんですよっ。私には間違いなく、とんでもなく美味しいんですから。

そうそう、で、この『玉風味』、表面はほんとに卵焼きといいますか、薄焼き卵をほんのりきつね色に焼いたような感じなものですから、その卵の焼けた風味がまた、洋風の今どきのお菓子には無い、素朴さをさらに際立たせていまして、いや~~ぁ、買った甲斐がありましたぁ。