オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

「偽牛ミンチ」事件に思う。

「牛ミンチ」が話題になっていますねえ。豚の心臓やら内臓やらを混ぜながら、牛と言い切って卸していたそうで。

廃棄処分間近のものを、殺菌処理して冷凍すれば、2~3年はもつとも言っていたようです。

う~ん・・・余すとこなく全てを使い切ろうと・・・なんてエコなんでしょう。

こういった商品(?)を、「牛風味~豚の心臓・内臓ミンチ」とか「格安!殺菌処理済みミンチ」なんて売っていましたらねえ。

他にも、クズのチャーシュー入りやら、トリ、カモなんでもあったようですから、「お楽しみ!五目ミンチ」なんていうのも、いいかもしれませんね。

10年くらい前ですけど(そのころは普通に肉食していましたもので)、安売りで有名なお肉屋さんでサイコロステーキを買いましたら、

うっわあっ!!!

これは一体なに!?

というくらい、得体の知れない味がしまして、それでも、捨てるのはもったいないと、かなり濃い味付けにしてみたんですけど、

それでも、得体の知れなさは強かった。。。

まさに、煮ても焼いても食べられないものは、食べられないわけで・・・あれは、廃棄処分直前の内臓系を殺菌処理をして、さらに成形しやすいように、なにやら混ぜ、水増しのためのものも混ぜ・・・

あぁ、10年前の悪夢が、きのうのように思い出されますわ。

こうしてお肉だけで食べてしまいますと、味がはっきり分かってしまいますけど、コロッケのように、少し混ざってるくらいですと、分らないものなんでしょうかね?

せっかく、これまでそういった商品を、美味しくいただいてもらってきたわけですから、今後は正直に、内容をはっきりと分かりやすくうたった上で、販売したらいいんではないでしょうかねえ?

まあ、購入する人がいらっしゃるかどうかは、分りませんけど・・・

それでも、うまく行くのでしたら、いや~ぁ、エコですよ。

おそらく内臓系というのは、かなりの量が廃棄されているでしょうし、処分間近とはいえ、少なくとも処分後ではないわけですから、これらの生きる道があるのだとしましたら、素晴らしいではありませんか!

(陰では既に、大量に行なわれているかもしれませんけど・・・○○エキスやら、○○パウダーなんてのは、かなり怪しい・・・)

ただ、嘘がいけないわけで、とにかく正直に。

エコを売り物にして、始めのうちは、エコバッグやエコ電化製品、エコカーなどを買う人に、無料サンプルとして、そのミンチ肉を配るとか、

エコフェアみたいなもので、試食会を大々的に行なう等して、これまではまがい物であった「混ぜ物ひき肉」を、正真正銘の「エコ食品」に仕立て上げることに成功しましたら、『ミート○ープ』社は、一躍未来を担う最先端の優良会社ですね。

まさに、ホープ

社長さん、辞めないでみたらいかがですか?