オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

継続ですね。

去年の秋くらいから、ワークショップを始めまして、今年は何回かの長時間ワークショップも行ないました。

受講していただいた方々には、今どの程度のことが身体に残っていますでしょうか?

ワークショップでは、いくらどんなに伝えようとしましても、どうしても、入り口のところで終わってしまいます。

もちろん、この入り口のところでも、十分、目新しく、面白いとは思いますし、まずはこの新しい世界を味見してもらうことが、重要ですから、不足があるわけではありません。

・・・ありませんが、やはり、入り口は入り口なんですよね。。。

入り口はとうに経験済みの、ずっと何年もクラスに通ってきてくれている人ですら、み~んな、普段のクラスでは、かなりの戸惑いの中にいます。

その先へ行く理屈は分かったとしましても、自分の身体が感じてくれないからなんですね。
超人のような難しい形を作るわけではありませんし、柔軟性も筋力も基本的には関係ありません。特別、繊細な神経や、優れた運動神経が必要というのでもないんです。

それでも、簡単ではないのは、肉体の問題よりも意識の問題の方が大きいからです。
身体運動に対する、無意識の固定観念みたいなものが、どうしても動きを限定してしまいます。

何しろ、一般的な観念の、ほぼ真逆な世界・・・

頭で分かったつもりでも、身体が恐れてしまうんです。

ワークショップでは、こういったところは経験出来ません。
と言いますか、ワークショップではこの新しい世界の入り口で、

「違う世界があるんだ。出来るんだ!」

ということを感じてもらうことが、大事ですから。

さて、真逆な世界・・・変な世界だと思われますでしょうか?

実は、この真逆な身体の使い方こそ、真実の身体の使い方ですから(私もまだまだ修行の身ですけど)、無理が無いどころか、どんどん身体が整っていき、動きが整っていき、故障のない快適な身体・動きになっていきます。

若さにまかせた身体使いでは、いつか無理がきますけれど、そういったこととは無縁どころか、ますます、質がアップしていくという世界なんです。

継続こそ力・・・ですね。
来年も頑張っていきましょう。