『アース』という映画が公開されますね。
ちらっと、何か宣伝みたいなもので見ましたら、何とも美しく・・・
ところで、例えばこういった自然(地球)の美しさを感じさせる映像なりを見ますと、環境保全に意識が行くのかもしれませんけど、それでいいんでしょうかねえ?
美しいから残そうと思うって・・・美しいとは思わない、日常の中で出てくる蚊やゴキブリみたいなものでは、その生態を、多少見せられたとしましても、彼ら、蚊やゴキブリが生きやすい環境を守ろうとは、思わないってことですよね?
私も思いはしませんけど・・・
美しいから守りたいと思ってしまうことは、感情を優先させますと、ごく自然なことではありましょうけど、これは、
自分の価値観に合うものは守りたい。
つまり、
自分の価値観に合わないものは、気にしない。
いや、むしろ
自分の価値観に反するものは、無い方がいい。
ということの現れだと思うんです。
自分たちの普段の生活とは、全く違うところで、けれど、同じ地球上で、こんなにも自然は美しい姿を見せてくれているんですよ、というところに、心動かされるのではなく、
電車で隣に座った、一見嫌な感じの人や、先程の蚊やゴキブリに、美しい自然の驚異を感じとるようにしなければ、
たとえ、白熊が多く快適に暮らせたとしましても、人間間の争いは無くならないわけで・・・
私も、ゴキブリに対して、彼らが快適に暮らせる環境を提供しようとは、そうそう思えませんで、やはり、感情を優先さては無理なお話です。
意思の力。知性。
う~ん・・・大変そう。。。
けれど、美しいから守りたい、自分の価値観に沿うものだけに価値を置くというのは、いずれにしましても、危険だと思うんです。
遠いどこかの雄大な美しい自然の姿を見ることで、蠅の存在の美しさを見つけ、思想の反する人の美しさを見つけ、そして自分自身の存在の美しさを見つける・・・
そんなきっかけになることが、いいんだろうなぁ・・・
ふぅ~ぅ。。。私はまだまだ、エゴの塊ですね。
がんばります。