以前、二軸のお話をしましたね。非常に大事な要素です。
けれど、やはりそれは、中心軸があってこそのお話です。
中心軸を作るのに、「頭のてっぺんが糸で吊られているように」なんて、よく言われますね。
うまく出来ましたでしょうか?
なんだか、ぎこちな~くなってしまいませんでしたか?
中心軸のイメージって、どこか、
「焼き鳥」
のようになってしまっているような気がするんです。
串が一本、すっと通っていて、その周りに肉が付いている。
で、頭のてっぺんから背中をず~っとまっすぐに、一本にしようとしてしまう。
一見、姿勢が良く、中心軸が出来ているような感じですけど、身動きがとれませんでしょ?
中心軸を作ろうとしては、いけないんですね。
まっすぐの姿勢を意識しないわけではありませんが、どちらかと言いますと、結果として中心軸が出来ているという状態になりませんと、使い物にならないんです。
重要なのはリラックスです。いわゆる脱力とはちょっと違います。(この辺りのニュアンスは難しいですね・・・)
そして、股関節。
股関節に体の重さが乗っていませんと、体は本当にはリラックスしてくれません。
無理に中心軸を作るのは、やめましょう!
焼き鳥になっても、いいことはありません。
そもそも、背骨が中心軸になるわけではありません。背骨を串にしてしまっては、何のために頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙骨、尾骨と数珠のようになっているのか・・・
柔らかく動ける、安定して動ける、本当の中心軸を共に、探しましょう!