きのうは『さくっとパントマイム若手版』公演がありました。
「JIDAIクラス」に熱心に通ってくれている生徒であるマイム仲間が2人、
それぞれソロ作品を演じまして、非常に評判がよく、嬉しかったですね。
日頃の練習の成果がきちんと出ていました。
前回の若手版公演の時にも、もう1人の仲間が出演していまして、
やはり評判が良かったんです。
この3人はJIDAIクラス生ではありますが、
早稲田大学の「舞夢踏(まいむとう)」というパントマイムサークルに所属していまして、
そこで作品づくりの多くを学んでいまして、やはりそれが活きていますね。
そして、その自らの作品を効果的に演じるための身体が、身に付きつつありますから、
見ていて???というところが少ないのです。
パントマイムは想いだけで演じられてしまいますと、非常に見づらいものになってしまいますが、
その点を、作品のつくりや身体によって、伝えたいものが伝わるようになっている、
といった感じでしょうか。
もちろん、あくまで若手として、ではあります。
・ ・・ではありますが、やはり地道な練習の成果は大きいなと感じさせてもらいました。
11月の『さくっとパントマイム・フェスティバル』には、
このうちの2人が出演し、また別のJIDAIクラス生も出演します。
想いの強い作品を期待したいですね。
見やすさを最初に意識するのではなく、想いの強さを保ちつつ、見やすさを意識して、
ということで。
楽しみです。
そうそう、私は今回の若手版公演に、ゲスト&レクチャー講師として出演していまいりました。
レクチャー・テーマは「泳ぐ」
上演作品は「還る」
ジェスチャーではない「泳ぐ」というものを、
来場して下さった皆さんに、多少なりとも味わっていただけたのではないかなぁ?と思います。
上演作品は、今回はよりストーリー性を排除しまして、一目瞭然みたいな作品にしました。
マイム初心者からマイムマニア(?)まで、どなたにもそれなりに楽しんでいただけたのでは?
とずうずうしくも思っております。
私はマイムを「単なる言葉を使わない芝居」とはしたくありません。
マイムにしかできないこと、マイムですべきことといったものを、見つけ演じたいと思っています。
今回の作品が、多少でも若手の刺激になってくれていれば、嬉しいですし、
私自身ももっと探っていきたいと思っています。
11月のフェスティバルには、私も出演します。
何かいい作品が生まれてくれればと思います。
そして、多くの人がマイムをやってみたいと思っていただけたなら、最高です。