オーガニック・アートマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

今さらながら、裁判員制度に思う。。。

裁判員制度が始まってしまったようですね。

相変わらず私には分からないのですけど、刑罰というのは、その名の通り、

「罰」

なんでしょうか?

有罪とした場合の刑期をどれくらいにするか?というのは、
どんな考えに基づくのかしら?と思ってしまうんですよね。

刑罰が罰ではなく、更正して社会復帰させるためのものであるのと、罰というのとでは、随分と違いますでしょ?

それとも、単に社会から隔離しておく期間?
私たちの不安が消えるまでの期間ということ?

罰とした場合は、つまるところ、精神的・肉体的な苦痛をどれだけ与えられるかでしょうから、
時間の長さだけでなく、質的なことも本来は重要ですよね。

まぁ、人間としての尊厳を踏みにじるような環境であればあるほど、罰としては成功といえるのでしょう。

その究極と考えられているのが、死刑ということになるのかしら?
(なんだか違和感・・・)

ところで、反省や更正が目的としますと、時間の長さにはどんな意味があるのでしょう???

社会からの隔離とした場合にも、その時間の長さは、決めようがあるのかしら?

ああ、、もしかしますと、刑罰といいますのは、受刑者本人に対するものというよりも、
私たちに対する犯罪の抑制ということもある?

あるんでしょう。
そうであるなら、刑罰は

「みせしめ」

ですから、先程申し上げた、人間としての尊厳を踏みにじるような環境で、どれだけ精神的・肉体的な苦痛を与えられているのかを、
私たちにテレビなどで中継した方がいいですよね?

「あんなことになりたくな~いっ!」

って、思うでしょうからね。

あぁ、、、もし裁判員になってしまったら、どうしたらいいんでしょう・・・

正義(法)の名の下に、人をこらしめるようなことはしたくないけれど、私が更正させてあげられるわけでもなく・・・

かといって、判断を投げ出すということもしたくないですし・・・は~ぁぁ、、、っ

裁判官をはじめ、検察、弁護士、みんなこれまで、どういう気持ちでやってきたんでしょうね?

こんな大変なことを、一部のこの人たちに任せて、私はのほほんと逃れていたのかと思いますと、
なんだか自分がとっても卑怯な人間になったような感じです。

と言いながらも、何をするわけでもなく、卑怯だと思うのもこの一瞬に過ぎず、
パソコンの前から立ち上がった瞬間に、簡単に忘れ去ってしまうわけで、まるっきりの偽善・・・

ダークな人間です。。。