オーガニック・アートマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

ボール投げの上達

ジャグリングにパントマイムを活かしたいと思う人はいますけれど、
それは、いわゆるマイムテクニックを取り入れたいということだと思うんです。

場合によりましては、演技的なことや立ち居振る舞い的なこともあるかもしれません。

JIDAIマイムクラスにもジャグリングをしている人が参加してくれているんですけれど、
彼はジャグリングの技そのものに、マイムを活かしてくれているんです。

つまり、ボールやクラブの投げ方そのものにマイムクラスで学んでいる身体の使い方を当てはめてくれているんです。

嬉しいんですよね。ほんとにっ!

私が伝えていますのは、たしかにパントマイムではありますけれど、
以前お話しました心技体の体を非常に重視していますので、技としてのパントマイムだけでなく、
こうして体として
活用してもらえますと、本当にありがたく感じてしまうんですよね。


彼はジャグリングが上手な仲間に、その活かそうとした身体の使い方を、確認してみたところ、

「ああっ!確かにそうだね。意識したことなかったけれど。」

そうなんですよね、、上手な人は無意識でやってしまってるんですよね。
何でもそうですよね。スポーツでも音楽でも。

ですから、上手な人に教わりましても、素晴らしい見本は見せてくれるんですけど、何を意識したらいいのかが分からず、
センスの無い我々は、ただひたすら回数をやるしかなく・・・はぁ、、、

(量が質に変わるのは、いつの日か・・・)

人間の身体の構造は皆共通。
背骨があって、肩甲骨があって、骨盤があって・・・
筋肉の付き方も同じですから、膝が逆に曲がることもないですし、首が一回転することもないわけです。

同じ結果を出すのに、どういう身体の使い方がより効果的かということは、自ずと決まってきますでしょ?

もちろん、その人がこれまでの身体の使い方で身に付いてしまっている癖や、筋肉量などで、
やりやすい・やりづらいはあるでしょうけれどね。

ちなみに、彼が確認した身体の使い方といいますのは、ボールを投げる際の、
手の平にかかる(かける)重心の位置。

そういえば、別のクラス生で、ボールがまっすぐ前に投げられなかったのが、きれいに投げられるようになった、
ということもありました。

嬉しいですねっ。

JIDAIマイムクラスをパントマイム以外にも、こうしてどんどん活かしてもらえますことは、
ほんとに、ほんとに、嬉しいことです。

感謝っ!!!