「呪い代行業」なるものが結構あるらしいですね。
本人に代わって、わら人形に5寸釘を打ち込んでくれたりするらしいです。
これが冗談ではなく、本気なところが面白いなぁ。。。
業者(?)側が本気かどうかは、ともかくとしまして、
依頼する人が本気なようなところが、驚かざるを得ないのですよね。
業者としましては呪いを本気でやることよりも、売り上げを上げることに本気なわけで、
『2年間再施術料無料』
『定額給付金フェア』
などの言葉が並んでいるというではありませんか。
なんでも商売になるものです。。。
新聞によりますと、ある女性が『屋外7日間2万9800円コース』で依頼しましたところ、
きちんと(?)「呪術実行しました」という報告メールが連日届くらしいですね。
しかも、ご丁寧に、ろうそくの炎に照らされたわら人形の写真の添付もあり、依頼した人も、ひと安心といったところかしら・・・
で、呪いの効果の判断はどうするのか、分かりませんけれど、この女性は呪ってもらったはずの人がピンピンしているのを見て、
「最近、だまされたのかなあと思うようになりました」
と言っているとのこと。
・・・本気???
新聞読みながら、ひとりで声をあげて大笑いしてしまいましたわ。
ところで、こういったものって、罪に問われるのかしら?
もし依頼主が納得するような結果が現れたとしまして、そんなとき、業者が罪になるのだとしますと、それは、呪術が成功したということになりますよね?
つまりは、呪いの効果を国が公に認めるということ・・・そんなことあるんでしょうか???
あるいは、もし、業者が呪術なんてあるわけがないと思いながらも、それでも形としは呪術的なことをやっていたとしますと、それはどうなるんでしょう?
「私は呪いなんて信じてませんけど、依頼者の頼み通りに、わら人形に釘を打っただけです。」
という場合、詐欺になるのかしら?
一応、依頼通りのことはしているわけで、呪いの力を信じずに行ったことが、詐欺になるのでしたら、信じて行えば、詐欺にはならないということですよね?
それとも呪術の力を信じる信じないにかかわらず、術的な行為は脅迫のような罪になる?
う~ん、、、その呪術の対象になっている人が知らないところでの脅迫って、成り立つとは思えないんですけど・・・
やはり呪術の結果次第ということなんでしょうか?
そうしますとですよ、たとえ成功しなかった場合でも、それはやはり、呪術は成り立つという前提になりますから、国が公に呪いの力を認めることになるわけで・・・あぁ~~。。。
さて一方、依頼主の罪にしましても、誰かを呪うという行為がいけないのか、それとも、それを他の誰かに依頼したということがいけないのか、ということになるんでしょうけれど、
そもそも、呪うというのは心の問題でありすから、呪いという行為を他の誰かに依頼、ということ自体が成り立ちません。
ですから、わら人形云々や呪文のようなものが問題視されるのはおかしいわけで、それはやはり、呪術の力を認めることになりますものね。
さて、あの新聞の女性はその後どうしてるんでしょうね?
もっと効きそうなところを探して、また呪ってもらってるんでしょうか?
それだけの執念を持っているのならば、自分で呪った方が、いいような気もしますよね。
まぁ、自分では呪いきれない程度の想いだからこそ、他人に代わってもらおうとするのでしょうけどね。
代行業・・・元手が必要無く、成否も問われづらく、いい商売ですね。
あぁ、なんていう世の中なんでしょ。。。