『スクラプスver2.0 コールドアモール』は私にとりまして、久々(10年ぶりくらい?)のアンサンブルマイム公演への出演でしたけれど、
自分でないよその人の演出の作品に出させていただくといいますのは、ありがたいことですね。
いろいろと気付かされることが多く、
自分の足りないところを知る(知るというよりは、思い知らされるといった感じ。。。)、
とても良い機会になりました。
もう一方では、自分自身の演出ではまず絶対にやらないであろうような演技も、
「あぁ成り立つんだなぁ」
といった、楽しい発見もありまして、
また、そこのところを、私をよく見知った人たちも楽しんでくれていたようで、
なんだかちょっと不思議ぃな感じでしたわ。
今回の演技は、前の週の『道化師のコンサート』でのクラウン演技とは、全く異なりまして、
さらに、今までの自分の作品での性別を感じさせない演技とも異なりまして、
非常に男性であることを感じさせなければいけない演技を要求されたんですよね。
それも、あろうことか2枚目的な役割ではないですか!
(まさか、こんなことになるとは、思いもよりませんでしたぁ。。。)
もちろんそんな演技を、地でいけるわけもありませんから、
これまでに培ってまいりました、身体の使い方、意識の使い方による演技で臨んだんです。
でなければ、恥ずかしくて到底出来るものではありませんよぉ・・・ふぅ~~~。。。
自分で自分の作品を作る場合には、基本的には自分に出来ることでやっていきますけれど、
人に演出されるとなりますと、そうはいきません。
そのために引き出しを多くもつということがあるのだと思うんですけれど、
私の場合はその数を増やすことよりも、
組み合わせでいろいろな引き出しを作り出せるような、
引き出しの元になる原材料を持つようにしておりまして、
よかった、よかったと思えるいい機会でした。
と、まぁ前の週とこの週とで、全く異なるテイストの作品を演じたわけですけれど、
この週末は韓国でのマイムフェスティバルで『ウィッチ・クラウン』です。
また違った感じです。
いろいろと異なるキャラクターを演じるのは、楽しいものです。
そういうことで、15日(木)~18日(日)はメールなどを見られないかもしれませんけれど、ご了承を。