今月はたくさんのクラス生の作品にかかわっています。
11月26日スタートの『さくっとパントマイム・フェスティバル 2009』にはJIDAIマイムクラス生として3人が出演しますし、12月2日の『ヒトリシバイナイト vol.48』にも1人。
それぞれが、それぞれのアイデアで作品づくりをしていまして、みんな素晴らしいものになってきています。
作品をつくるということは、当たり前と言えば当たり前なんですけど、技術の習得程度とは関係の無い、別物の作業なんですよね。
とっても頭脳的な作業ぅぅ~。
どこで納得出来るか?これで作品として成り立っていると思えるか?
これは自分自身に課された課題ともいえます。
他人の目というのも大事ですけれど、最終的にはやはり自分の目ですものね。
自分が何を見せたいのか?観客にどんなふうに感じてほしいのか?
それがきちんと伝わるような、効果的に伝わるような作り・構成になっているか?
まぁ、簡単ではないですよね。
ところで、私の場合、初めからきちんと構想があるわけではないんです。
どんな作品になるのか、正直、自分でも分からないまま作っていくことが多いんですよね。
なんだか、さきほどお話したこととアベコベな感じですよね。
確かにアベコベと言えばアベコベなんですけど、私の中ではそうではなく・・・う~ん、、、説明が難しい。。。
どちらかと言いますと、私の場合は初めから変に作品のテーマのようなものを決めてしまいますと、あんまり面白く無い作品になる傾向がありまして・・・いえ、まずもって、つまらないんです。
幸いなことに、そういったつまらない作品を上演するようなことは、今までしておりませんで、、、もちろん、結果として観て下さった方がつまらないと感じることはあったとは思いますけれど。。。それは、それで・・・あぁ~~~。
ただ、自分がつまらないなぁと思った作品を、仮に上演してみたら、すこぶる評判が良かった!なんてこともあるのかもしれませんよね。
あるのかもしれませんけれど・・・けれど、やはり自分でつまらないと思うものを上演する勇気は、私にはとても、とても。。。
で、私が作品をつくる際ですけれど、同じモチーフを使いながらも、当初予定していたようなテーマや展開にならないことを、待っているんです。
この自分では考えていなかったようなものになる、というそのアイデアが沸いてくる(降りてくる?)、それがありませんと、どうにも納得いくものにならないんですよね。
自分で自分の作品をつくっていきながら、
「あぁ、こなふうになるんだぁ。」
という感じですね。
自分の作品のようであって、自分の作品ではないような。
私、こういう感覚、好きなんです。
(まぁ、私のような自分が顕在意識で考えていることなんて、そんなに面白いものではない、ということの裏返しかしらね。。。)
そんな作品づくり、音楽も大切な要素。
使用する音楽で、作品全体のイメージは大きく変わってしまいますからね。
次回は音楽についても触れようかと思っています。