パントマイムのワークショップと聞いてどんな内容をイメージされますでしょうか?
今日、5時間にわたりまして多くの方に体験していただいたのですけれど、
パントマイムのワークショップとしては異例?かしらと思えるほど、
いわゆるマイムテクニックをほとんど取り上げずに終えました。
マイムテクニックに取り組んでいただくことは、一般的にはとても楽しいことだと思いますし、こちらとしましても楽なことではありますよね。
何か目に見えて、何を習ったかを言葉にしやすいものは、お互いに安心感といいますか、やった感がありますものね。
ですけれど、今回のワークショップではテクニックの時間をほとんどとらなかったおかげで、
それ以外の身体と心の繋がりや表現に関すること、たとえばある身体の使い方、呼吸の仕方をすることでとても外向きな気持ちになるといったような、
そんなことを、時間をかけてきちんと味わい理解していただけたのではないかと思うんです。
テクニックさえ学べればいい。
表現や心といったことは求めていない。
マイムをやりたいという人の中には、こういう人もいるでしょう。
昔むかしの私が、そうでしたものね。。。
ところで、面白いものですね。
パントマイムのワークショップだからといって、必ずしもパントマイムを習いたいという人ばかりが参加するわけでもないんですよ。
えっ!? では、何を習いたくて参加するの???
って、思われますよね。
それは何か?と言いますと、主に、
”自分のカラダを知りたい”といったところなんですね。
で、そうしますと、今回のような単にカラダのことだけではなく、心との密接な繋がりまで含んだ内容ですと、
想像していた以上のことをを体感、納得出来るようで、とても楽しんでいただけるわけです。
(と、自分で言ってしまうのも、まぁ、どうかとは思いますけれど・・・そこはお許しを)
もちろん、決してセラピストとしてやっているわけではありませんから、
表現としてのパントマイムというものを通して、そういったことを体感、理解出来るということですよ。
運動とは違う、カラダを使うということの楽しさ。
無理に演技しようとするのではない、心を動かす楽しさ。
自分自身を知る楽しさ。
自分の変化を体感する楽しさ。
今日参加して下さった方皆さん、そんな楽しさを味わっていただけたのではないかと思っています。
皆さんの喜びに溢れた顔は、私の最大の喜びです。
ありがとうございました。