オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

抜歯で口と鼻がつながってしまうぅ!?

このあいだ、抜歯というものをしてきましたぁ。。。



一番奥の歯なんですけど、かなりの昔に何だかよく分らないままに、神経を取ってしまっていまして、
その歯の根元がダメになってしまたようなんです。


割れてしまったんですね。


神経が無いので、やはり栄養なんかも行きづらいとかあるんでしょうね。


で、抜歯しかないということになったんですけれど、レントゲンを見ますと、
副鼻腔という鼻の通り道である空洞と紙一枚しか離れていないということなんです。


どういうことか?


抜歯をした時に、穴が空いて口の中と鼻の空間が繋がってしまうわけです。



えっ!?


奥歯のところに穴が空いて、鼻と繋がる!?


そんなぁ、、、


と、それだけでなく、その奥歯のすぐそばに密接するように親不知(親知らず)があるんです。
それもかなりの大きさ。。。


抜歯する歯の根元付近は炎症を起こしているものですから、場合によってはその親不知も抜かなくてはいけないというではありませんかぁ。。。
それも歯茎を切開してぇ、、、


歯医者の先生はしきりに
「手術、手術」という言葉をつかうんですよ。


しかもそこの歯医者では出来ないので、大学病院を紹介するというんですよ。


そんなにおおごとなの!?


あぁぁ、、、。。。


私、今まで手術はおろか、入院という経験も無いくらいなものですから、


おおぉぉっ、、これは全身麻酔で、口の奥を切り開かれ、穴が空いてしまうんだぁ、、、と、情けないんですけど恐いぃぃ。。。



実は半年以上前にも言われていたんです。
ただ、そのときは歯の根もとはまだ割れていなかったものですから、紹介状をもらったものの、
ほったらかしにして、行かなかったんですよね。


けれど、もう逃げることはできなさそう。。。


ということで、意を決して行ってきたわけです。




大学病院でも同じ説明をされ、術後は血がだいぶ出続けるらしいことを聞かされ、穴が空いてしまえば鼻にも血がまわるとのこと。


あぁ、、、


手術同意書(!)にサインまでさせられ、しかも、紹介していただいた先生ではなく、若い先生が手術することとなり、いよいよ不安は募るばかり。。。


ああ、いよいよですぅ。。。



麻酔は局所麻酔で済みまして、ちょっと「ほっ」としたのも束の間、歯を抜こうとしているその


ぐぅぐぅーっとした力は伝わってくるものですから、


あぁ、今そうとうの力で引き抜こうとしているだわぁぁ、、、
あれ!?もしかして、ちょっと最後のほうで抜けきれない感じになってる?


おおぉ、これは切開!?


いやだわぁ。。。




と、その時、ふと思ったんです。


もしかして、こんなふうに嫌がっているから、いけないんじゃないかと。
歯が「抜けたくない~っ!」と、しがみつこうとしているんではないかと。


で、心の中で、その歯に向かって



「いままで、ありがとうね。ごくろうさま。」



って語りかけてみたんです。



そしたら、その言葉を語り終えた時に、
すぅっと抜けていったんですよぉ!


我ながら、「おおっ!!」こんなことがあるのか?


まぁ、何だかよくは分りませんけど、上手く抜けてくれたことは確かなので、
良かった良かったぁ、です。


しかも、穴は空かずに済み、親不知も問題無く、さらに、本当は抜歯の後の開いた歯茎を縫うはずだったんですけど、そちらも必要無さそうということで、縫うこともなく済んだんです。


止血の仕方を教わったり、痛み止めの薬ももらったんですけど、結局2日してもまったく必要とせず、もちろん、腫れもなく、普段通りレッスンもしてと、いたって普通に過ごさせてもらっています。



感謝のことば、通じたのかどうか?
ほんとに、よく分らないですけど、言ってみるのは悪くなさそうですね。


ありがとう、です。