オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

パントマイムのレッスンでデッドリフト!?

少し前に、マイムというよりも普通のトレーニングのクラスを行う機会がありました。


筋トレやストレッチだけを行うという、普段からは考えられないようなレッスン。



最初はエアーデッドリフトといいますか、いわゆるスクワットみたいなものなんですけど、
バーベルを両手でぶら下げるように持ったまま、しゃがんだ姿勢から立ちあがるデッドリフトを、
エアー・・・つまり何も持たずにやったんです。


レーニングで重いバーベルでデッドリフトを行っている人からしますと、


はぁっ!?


って感じかもしれませんね。



けれど、
動き・・・
体の中の力の誕生からその後の流れを、より正確に感じ取りながら動く
には、エアーが一番いいと思うんですよね。



そんなわけですから、重いわけではないですし、回数もそんなにやりませんで、
動きを感じ取るために自然に繰り返すといった具合。



それでも、結構きついといいますか、分ってくるに従って、徐々に重くなってくるんですよ。
面白いですよ~。


決して疲れてきたから辛く感じるというのではなく、
使ってはいけない筋肉を使わなくなってきて、使うべき筋肉だけに負担がかかるようになるんです。



これは見方を変えますと、
バーベルを使ったデッドリフトをやっている人が、より正確な動きで行いますと、
いつもほど重いものを持ち上げられなくなったりするということなんです。



この日は、学生時代にアメフトをやっていた人も参加していまして(彼は月に2回くらいのペースで普段のクラスに通ってきてくれています。)、



「ああ、今までは余計な力を使っていて、本来鍛えたいところへの効きが弱かったんだなぁ。」



というようなことを、言っていました。



筋トレ、ウエイトトレーニング・・・回数や重さ以外にも大切な目安があるんです。


私はむしろ、この目安のほうが大事だと思うんですよね。



特に、私JIDAIの提唱するオーガニック系の動きはこの積み重ねですからね。


一見同じ動きでも、上級者の方が辛く感じる度合いが強まるというわけです。
普通は逆ですよね。
上手になると楽にこなせるので、違うものをやることになりますものね。



楽にこなせていたら気を付けてみましょうね。