脱力が大事だとは、よく言われますけれど、
脱力の練習が上手くなるだけでは、
あまり意味はないんです。
これは、筋トレでも同じ。
筋力は絶対に必要ですが、
筋力アップするだけでは、
やはり、意味がないのですね。
脱力のほうで、お話を続けますが、
その脱力で何をするか?
なんです。
ランニングでも、家事でも
なんでもいいのですが、
そこで、どう脱力して動くか?
なんです。
これ、
当たり前のように思えますけど、
勘違いを起こしやすいところ。
動くということは、
全身の筋肉につながっている神経が
どう働くか?です。
脱力の練習が上手になっても
それは、
その練習での動きにかかわる神経の働き方にしか
影響しません。
ダンサーは脱力練習をかなりするようですが、
他のスポーツや、日常動作で
適切な脱力が出来るわけではないんです。
筋トレも同じですね。
基本的に、
そのトレーニング動作での筋肉の使い方、筋力が
アップするだけです。
寝たまま体幹を鍛えても、
立ち上がったら、違うということですね。
多くの人が、気がつかないうちに、
本来の目的を見失った状態に陥ってしまいます。
脱力練習や筋トレ自体が
趣味として楽しいというのでしたら、
それはそれで全く問題無いのですが、
本当に、それ自体が目的?
一度あらためて見つめてもいいのではないでしょうか?