オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

演技を学ぶ

新しいクラス生が増えました~。

お芝居をずっとされている女性です。

勘がいいですね。楽しみです。



オーガニックマイムのクラスは

マイムテクニックを教えて、あとは作品づくりというスタイルではないので、

お芝居をされている方には非常に共感を得ていただけます。


といって、私自身は元々は全く芝居っ気はなかったんです。

マイムはテクニックを身に付けたくて始めたのであって、

人前で演技をするなんて、考えたこともなかったんですけどね。。。



けれど、その分、演技というものを客観的に捉えられるのかな?と思います。



演技を学ぶということへの好みは分かれるのでしょうけれど

(演技は学ぶものではない!という考えもあるでしょう)、

オーガニックマイムでは

自分を消すということが大事なものですから、

演技を学ぶといいながらも、

個人性を排した純粋な内面を表に出すという訓練なんです。




これが結果として、個人性を強く現すことになるんですね。




何者でも無い者になろうとすればするほど、

その人がその人であるところが、見えてくる。

そんな感じなのでしょう。



その人がどんな人であるのか?は、

身体が語ります。

動きが語ります。



動きのクセを取れば取るほど、

取りきれないクセとはいえないようなところが、

真のその人を語るのでしょう。



自分の自然を活かして自由に動くというのは、

心地よいかもしれませんけれど、


それは自分のクセに気が付かないまま動いているということだと思います。




マイムは喋らない分、身体で語らなければいけません。

が、それはおしゃべりになればいいということではありません。



伝わるように語らなければいけません。

感じてもらえるように語らなければいけません。



まずは、自分の動きを知ることからでしょうか。




マイムから心と身体の平和を。