私はとっても怠け者でして、
がんばって何かをするというのが、あまり好きではなんですね。
同じ何かをするのなら、出来るだけ楽をしたいなぁと思うんです。
ずぼらなんですね。
例えば、もし同じ距離を走ったとしまして、
出来るだけ息切れしたくないですし、
疲れも感じたくないんですよね。
ですから、
筋力任せに何かをするということは、出来るだけ避けたいなと思っていますし、
ただがむしゃらに練習するというのもあまり好みではありません。
けれど、これってみんなそうなんじゃないかなぁ、と思うんですけど、
やっぱり違うようなんですよね。
例えば、ランニングが流行っていますけど、
多くの方はどれくらいの距離を走ったか?
どれくらいのタイムだったか?
ということの方が、
どれくらい楽に走れるようになったか?
ということよりも、大事な物差しなんですね。
これって、前者は肉体的にどれだけがんばったか?で、
後者はどれだけがんばらなかったか?ですよね?
ランニングに限りませんけど、
きっとスポーツ好きな人はがんばることが好きな人なんだろうなと思うんです。
身体表現系(芝居も含めて)も同じですね。
好きだからがんばれるし、がんばることでますます好きになっていく。
ここまではいいと思うんです。
それが良くない意味で、がんばることが一番重要になっていってしまう。
ですから、例えばケガをしてもそこから立ち直って再びがんばることが重要で、
なぜそういうケガをしたのか?
ケガをしないようにするには何が重要なのか?
に取り組むことの重要性は低くなってしまうんですね。
がんばれば結果がついてくると思ってしまう。
でも、思うんです。
こういうがんばるって、感覚を閉じることなんじゃないかな?と。
がんばってしまう人というのは、
疲れた体にムチ打つことが大事だと感じているわけですから、
疲れや痛みに鈍感になればなるほど良い、
ということになりますでしょ?
確かに、どれだけやっても疲れや痛みを感じないのであれば、いいですよね。
マラソンでも格闘技でも願ってもない能力ですよね。
けれど、そういうわけにはいきませんでしょ?
むしろ、
本当に良いパフォーマンスをするには、
疲れや痛みに対してむしろ普通の人以上に敏感でいて、
それを出来るだけ早い段階で回避していく能力が求められるのだと思うんです。
(「ケガ(や故障)も実力のうち」というのは、まさに真実ですね。)
そのためには、
がんばるのではなく、出来るだけがんばらないでいることが重要なのではないかと思うんです。
ただ、もちろん、結果が落ちてしまわないことは前提にして。
で、どうしたら結果を落とさぬよう、楽に行けるか?
それを考えて、試してみる。
感覚を閉じるのではなく、開いていくわけですね。
今までの、どれだけがんばることが出来るか?ではなく、
どれだけ楽になったか?を物差しにしますと、
新しい次元が見えてくると思うんです。
自分ではどうしたらいいのか難しいなと思われる方は、
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(結局最後は宣伝!?)
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