セリフ、歌詩・・
どんな言葉、どんな言い回しを選ぶか?
人に伝える・・
どんな調子で言うか?歌うか?
どんな声で言うか?歌うか?
ごく当たり前に大事にすることですね。
さて、身体演技では?
ちなみに、身体運動表現は運動がメインですから、
ここでは横に置いておきます。
まずは言葉を使う場合。
いい言葉、いい言い回し・・セリフの場合、
言葉選びは脚本家のお仕事になるでしょうか?
それがどんなに素晴らしいものでも、
それに見合う言い方(調子や声の質など)でありませんと、
台無しになるかもしれません。
一方、どんなに素敵な調子や声でも、
言葉や言い回しが陳腐だったりしますと、
それはそれで、がっかりですよね。
どんな場面で、どんな言葉、言い回しを使い、
(だれが)どんな調子で発するのか?
で、身体演技。
身体や動作によって、何を語る(発する)のか?
どんなポジション、動線で、どんなリズム、雰囲気で動くのか?
言葉と同じように、そのどれもが重要で、全体のバランスが重要です。
このとき、
演者が自分の真実やらリアルを
最重要視してしまう
ことがありますけれど、
大きな問題だと考えます。
あくまで、
「人に伝える」
であるはずです。
であるならば、
観る側にとっての真実、リアルであることを
最重要視するべきなのです。
多くの演者が、
自分にとっての真実、リアルであれば伝わると思っていますが、
映像であればそういうこともあるかもしれませんが、
舞台では明らかに違います。
伝わる言葉、言い回しを精査するように、
動作、ポジション、動線などを精査する。
自分はどんな声なのか?どんな調子がいいのか?を見極めるように、
自分の雰囲気や伝わるための動きのリズムを見極める。
自分が熱くなるのではなく、観客を熱くさせることが先決。
もちろん、そのように考えている方も、
多くいらっしゃるとは思いますが、
具体的なアプローチに
問題があるのかもしれません。
身体で演技するということ、伝わることの、
真の楽しさを味わっていただきたいと思います。
どうぞ、お気軽にご相談下さい。
12月11日
『脚の無意識最適化と螺旋 <動作塾>』
1月15日
『重心移動と肩甲骨 <動作塾 特別講座>』
公演
1月27日
『マイミクロスコープ
〜夜のアートマイム劇場〜』
レッスン
Body,Mind&Spirit
本当の自分の身体は天才だ!