寝ている時に見る夢、白黒かカラーか?が話題になることは、
聞いたことがあるのですけど…
ある人は、自分の見る夢が白黒なのはもちろん、
人とか物の輪郭がはっきりせず、ぼやぁっとしているそうなんです。
染みみたいな感じ??
それでも、誰であるか、何であるかは、推測できるとのことでした。
その人曰く、
「感覚を閉ざして生きてきたんだと思うんです。」
そう気がついたのは、
ある頃から、夢がカラーになり、人や物の輪郭も現れてきたからだと。
ちなみに、私は子供の頃からずっとカラーの夢しか見ていなかったので、
白黒の夢があるって聞いたときですら、かなりの衝撃を受けました。
私のカラーはといいますと、ある夢では、
南極のブリザード(吹雪)が晴れた後の氷の洞窟(?)から見上げた
夜明けの光景が、
地平線側のオレンジ色と、空側の藍色、その境目のグラデーション…
これまでの人生では経験したことのない美しさで、
いまだに、はっきり覚えています。
まぁ、私の夢はともかくとしましても、
鬱になり、世界から色が消えて白黒になることもあるようですから、
感覚が閉ざされることで、夢の中のものがぼやぁっとなることもあるんだなぁと
人間の感覚の不思議さをあらためて思い知った感じです。
そうそう、
この人の夢がカラーになり、人や物の輪郭も現れてきたのは、
マイムを始めてからだと。
マイムに興味があったわけではなかったので、
本人も思いもよらない感じで、私のマイムクラスに通うことになり、
「どうして私、マイム習っているんだろ??」
とずーーーっと思いながら、足しげく通ってしまっていたと。
で、思えば、
閉ざしていた感覚を取り戻すことを、
身体が要求していたんだなって、
気がついたと。
とこんな感じなので、今でも、
マイムで何かをしようとは全く思っていないとのことなんですけど、
自律神経の調子などで体調が思わしくない時は、
クラスに参加するのが、治すための1番の近道だと来てくれているんです。
いやぁ、それにしても、ひょんなことからマイムを始めてしまった…
その無意識に身体が要求していたことを、頭で押さえつけず、
一歩踏み出せて、本当に良かったですよね。
あなたはどんな夢を見ていますか?