分析というのは、あくまで結果が元ですよね。
その結果を生み出すために、
その結果を真似ようとする…
どう思われますか?
スポーツなどでの動きの分析。
例えば、
サッカーやバスケットでの急激な方向転換。
こういったものを高度な領域で可能とするには、
上半身が動かずに、下半身が動くことが重要で、
さらに、
膝が流れてしまわないように、
地面をしっかり押せることが、
次のステップの速さ、正確さを生み出す。
といったものがあるとします。
フォローしているトレーナーの方の発信なのですが、
その通りだと思います。
で、
そうか!!
と思ったとして、
どう練習しますか?
こんなに専門的なものでなくても、
同じですね。
理想的な歩き方の分析を元に、
そうなるようにと意識する。
本当に、そうなるでしょうか?
なりません。
なりません !!!!!!!!
理想的な動作を詳細に分析して、
その通りにしようとしても、
そうはならないのです。
練習が足りないからではありません。
必要なことは、
結果としてそうなるような
練習法を見つけること!
もちろん、簡単ではありません。
楽に見つけられたら苦労しませんよね。
では、上手に出来ている人に教わればいいか?
と思われるかもしれませんけれど、
自然に(いつの間にか)出来てしまった人は、
教えられません。
「こうやるんですよ。」
と見本を見せてくれるだけです。(笑)
出来てしまう人は、
わざわざ、出来ない人のための練習法を
探求しません。
だからこそ、
自分が出来るようになっておしまい、ではなく、
結果として理想の動きになるには
どうしたらいいのか?
を探り続けている人の存在が、
本当に良い動きを身につけたい人の
助けになるのです。
私のような! (笑)
さて、冒頭の話に戻りますが、
分析というのは、あくまで結果が元です。
どんな動きをしているかは、
分析できますけれど、
それは外部の目。
どうしてその動きになるのかは、
肉体的なもの、心理的なものが
複雑にからみ合っていいます。
分析結果とのつき合い方、
考えてみて下さいね。