呼吸はとっても大事ですけど、特別な時間を設けて、練習したとしましても、日常の中で活きてきませんと、もったいないですよね。
さらに、その呼吸が単に「呼吸のためだけの呼吸」になってしまいますと、やはり、もったいないですし、おそらく・・・いや、まず日常には活かせません。
そんな、日常の動きと切り離された呼吸では、よほど深くマスターしない限り、練習している、その時間の中だけでのものになってしまいますでしょ?
そこで、隔週水曜にやっています『「真」呼吸クラス』では、単に呼吸だけでなく、最近は歩き方もやっているんです。
もちろん、呼吸を通した歩きです。
「呼吸を通す」といいますのは、単に肺や横隔膜が動く呼吸ということではありませんで、背中に通るといえばいいでしょうか・・・
チューリップなどの草花は、静水圧で立っているといいますけど、人間の体を空圧で立たせるといった感じに近いと思って下さい。
ごく簡単にいいますと、細長い風船(犬とかネズミなんかを作る、マジックバルーン)に、空気を入れますと、ぴぃ~んと立ちますでしょ?あんな感じですね。
で、この呼吸が通った状態で歩きますと、まさに、背筋がぴぃ~んとしまして、かといって、腰などに無理がかかるわけではなく、むしろ、腰への負担が無くなるんです。
そして、非常に安定感があり、きちんと地面を股関節(!)でとらえられますから、全身がリラックスできる。
ですから、もちろん、呼吸も自然に深く穏やかなものになるんですね。
さらに、さらにぃっ!
正座でも椅子でも、立ったり座ったりの動きが美しくなります!それも、無理なく。
私たちの日常は、動きと呼吸が切り離されてしまていますから、体が故障してしまうんです。
空圧で立って、歩いて、呼吸と動きを一致させ、快適に過ごしませんか?