ピアノ演奏関係の本を読んでいましたら、手といいますか指の使い方で、なるほどなぁ~と、思わせるところがありました。
ピアノをされている方には、当たり前のことかもしれないのですけど、私は、全く今まで、考えもしなかったものですから、実に新鮮で、なんだかわくわくして、思わずテーブルで指を踊らせ、その気になってしまいましたよ。
(私、音楽関係は全くもって、いただけませんので、まさに「その気」だけ・・・ふぅ~~。。)
その本(著者)によりますと、指の根元の関節に体の重さを、かけるようにするらしいのですけど、それを、股関節に喩えていまして、しっかりとその指の根元(股関節)で重さを支えていないと、その指の安定性が悪くなり、さらに、隣り合った指に余計な緊張が入ってしまい、当然、ぎこちない動きになってしまう、ということなんです。
いやぁ、ほんとに股関節と同じですよね。
股関節できちんと体重をとらえていませんと、不安定になり、その不安定さが、体全体の余計な緊張を生み出しますからね。
これは脱力する上でも、重要なポイントでして、安定していませんと、脱力は出来ませんもの。
たとえば、左足の股関節にきちんと体重が乗っているからこそ、右足が自由に、柔らかく使えるわけですから、歩くにしましても、何かしらのステップを踏むにしましても、股関節のとらえは欠かせません。
ピアノの手も同じなんですね。
つまり、ピアノ演奏といいますのは、ダンサーが2本の足でステップを踏むように、10本の指が鍵盤の上で、ステップを踏んでいるということなんですね。
ピアノを弾くには指の力がいるって、聞いたことがありますけど、「力」って言葉は、よくないですね。
結果として「力」が生まれるようにしているわけで、その「力」の源は、体の重さ(重力)。そして、骨格の使い方。
それにしまして、う~ん・・・股関節ですねえ。
股関節での支え。
股関節を通った重さが、足裏に抜けていくように、指の根元の関節を通った重さが、指の先に抜けていくんでしょうね。
2本足でも大変ですのに、ピアノ家は10本ですか・・・すごい。。。すご過ぎる。