オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

体が溶けていく~ぅぅ。。

このあいだの呼吸クラスで、筋肉を弛めていく段階で、どんどんリラックスしていき、眠りかけている人もいましたね。(ほとんど眠っている、といった感じでしたけど・・・)

別に、ストレッチをするわけでもないですし、難しいポーズをとるわけでもないんですよ。
ましてや、マッサージをしてもらうわけでもないんです。
あくまで自分で、です。

自分でやっているのに、眠っていってしまうんですよね。

といって、リラックスしやすいようにと、寝そべってではなく、座った状態をベースに、けれど立った状態もあります。
運動はしませんから、疲れて眠くなるのでもないんです。

???ですよね。
ちょっと独特な方法かもしれません。(難しくはないですけど)

まぁ、とにもかくにも、どんどん深くリラックスしていきまして、体の中の詰まりが、どこにも無い感じになっていくんです。

私はその状態を「体が軽い」と表現しますけど、一般的には、重くなる感じです。

例えば、膝から下の部分の重さを感じるんです。
物体としての重さです。
次には、股関節から下の重さを感じるようになっていくんです。

こうして全身の重さを感じていくように、持っていくわけなんですけど、その状態で仰向けに寝ますと、ほんと、体全体が床にずっしりと沈んだ感じになります。

地球の中心に落ちて行くといったら、大袈裟かしらね。

リラックスした体が行なう呼吸は、どこか赤ちゃんの呼吸のようだと思うんです。

以前、やはり呼吸の話の際に、体の輪郭が無くなるような感じだと書いたと思うんですけど、きっと赤ちゃんは、もっともっとリラックスした体でしょうから(何しろ首が座らないくらいですからね)、ほんとに、体の輪郭が無いのではないかしら?

自他の区別が無い、ということが分かる気がします。

空間に溶け込み、人にも溶け込めそうな感じ。

これが気持ちよくなくて、何が気持ちいいのでしょ~~~っ!!!ですね。

呼吸のクラスは和室で行なっているものですから、まるで、温泉宿でくつろいでいるような感じ。
みんな、

「このまま布団を敷いて、寝た~ぁいっ!」って。

泊まっていけないのが、残念で残念で・・・あぁぁ~~~。。。

月に2回のクラスですけど、この時間は貴重、貴重。
この感覚を体験する機会が多く、維持できる時間が、長くなれば長くなるほど、心と体が磨かれる感じがします。
(感じだけかもしれませんけど・・・)

自分が呼吸しているのを忘れていき、けれど、全身の細胞がひとつひとつ、呼吸しているような・・・
「呼吸を深く」しようするというより、「呼吸が深くなる」。

そして、呼吸は奥が深い。