体幹の強さが必要か?と聞かれましたら、そうですねとは答えますけれど、
もちろん、トレーニングの仕方次第ではあるのですけど、
実際の場面では、体幹は必要に応じて固まる必要があるだけ。
必要に応じて筋肉が働くということが、
出来なくなっていくと思うんです。
実際の場面では、動きや姿勢に応じて、固まる強度が刻々と変化するだけでなく、
それにかかわる筋肉がどのタイミングで、どれだけ力を入れるのか抜くのか?
その組み合わせは、それこそ星の数ほどあり、同じことは2度はないんです。
誰も分からないんです。
筋肉を意識的に働かせたのでは、到底追いつかないですよね。
これは、ストレッチでも脱力でも何でも同じことがいえます。
体幹でも、柔軟性でも脱力でも、
トレーニングは上手になりました。
でも、実際の場面では活かせていない。
そういうことが多いのではないでしょうか?
全体あっての部分。
全身の一連の動きの中での、部分の働きです。
部分の働きの積み重ねで、
全体を動かそうとするようなトレーニングになってしまっていると、
上手くいかないんです。
実際の場面での動きは、自然な反応によってなされるものがベースです。
ただ、その反応が良くないものになりそうなときだけ、
瞬間的にちょっと違う信号を送ることで、より良い結果を引き寄せる。
私はそう思うんですね。
必要の無いところで、何ができようと、
それは試験勉強や雑学のようなものだと思うんです。
試験勉強や雑学が無駄だと言っているわけではないんですよ。
肝心なことは、全ては「生きる」ために、「よりよく生きる」ために、なされているはずなんです。
そして、その支えとして、”多くの人”は「よりよい生活」「楽しい生活」を大事にし、
さらに、その支えとして健康を気遣ったり、稼いだり、お酒を飲んだり遊んだりするわけです。
ところが、
本来「支え」であるはずのものが、まるで最終目的であるかのような錯覚に陥ってしまう。
犯罪に手を染めてしまった人を見ると、分かりやすいですよね。
え?どうして??そんなことしたら、”かえって”不幸になるでしょうに…って。
まぁ、犯罪は犯さずとも、多かれ少なかれ、誰でも錯覚に陥っている。。
と、話が大袈裟になってしまいました。
体幹のお話でしたね(笑)
体幹を強くすることは、あくまで一時的な仮の目標であるべきなんです。
本当の最終目標ではないんです。
そもそも、そんなトレーニング、必要無いかもしれない。
もしかしたら、今の強さでも十分かもしれない。
そういうことを、念頭に置いておかなければ、いけないんです。
柔軟性でも、脱力でも、ですよ。
あと、骨格の歪みも、ですね。
本当に、それらが不足しているために、
自分の望みが叶えられないのかどうか?
なんです。
こんな話を聞いたことありませんか?
あるいは、柔軟性がかわいそうなレベルだった。
だから、そこをしっかりトレーニングさせた。。
その後のトレーニングが本当に良かったのかどうかは、別として、
肉体的にはそんなレベルだったのに、すでに競技者としては世界レベルだったんですよ!
一度、考えても損は無いんじゃないかと思うんです。
そして、むしろトレーニングによる弊害…
不必要な筋肉収縮、弛緩、動的バランスの崩れなどが起きていないかに、
目を向けたほうがいいのではないかとすら思います。
ただ、、、弊害に気がつくのが、ある意味、一番難しいのかもしれません。。。
ということで、最後に…
ご自身が今取り組まれているトレーニングの弊害に気がつけずとも、
弊害を減らすどころか、むしろ多いに意味あるものにする秘策があります。
キーワードは
「爽快感」
トレーニングの後ではなく、
トレーニングの最中、ある動きをしている最中、あるポーズをとっている最中、
そのとき、爽快感を持てるようにする。
このことは、またあらためて。
6月14日 『声(音)を体に響かせる〜身体感覚を磨く 第6回』
(満員になっております)
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Body,Mind&Spirit 本当の自分の身体は天才だ!